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ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ・リゼルヴァ 1995 / ファネッティ
( Vino Nobile di Montepulciano Riserva / Fanetti ) 7123

¥7,920 税込
商品コード: nomal
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イタリア、トスカーナ
品種: プルニョーロ、カナイオーロ、マンモーロ 赤ワイン
アルコール度:

収穫後、果皮と共に2週間、 野生酵母による醗酵を促す。圧搾後、大樽(20~30hl)にて72か月の熟成。2001年にボトル詰め、これまで地価15mのカンティー ナで保管されてきた希少なバックヴィンテージ。

2年前に一度リリースさせていただきました1995ヴィンテージも、今回少量ながらいただくことができました!トスカーナでも地域によって差の あるヴィンテージですが、標高の高いモンテプルチアーノに限って言えば、非常に素晴らしい収穫だったと話すエリザベッタ。2001年にボトル詰 めされたもの。そのまま地下15mのカンティーナという素晴らしい環境で保管されていたノービレ。20年以上の熟成にも果実を失わないサンジ ョヴェーゼ(プルニョーロ)のポテンシャルを体験できる貴重なワインです。 エリザベッタ曰く「1995 年は、非常に不安定に始まったの。夏の低温と雨によってブドウの成熟は例年より 10日以上遅れていてでも9月から劇的な変化があって、気温は上がり乾燥した影響でブドウ樹の問題もほとんど改善された、珍しいヴィンテージ。収穫量は少なくなったものの、健全に選別されたブドウのポテンシャルは本当に素晴らしいものだったわ。」前回と同じロッ ト、2001年にボトル詰めされたものとなります。5月に入港し、これまでしばらく休息期間もとってあります。瓶での熟成期間も20年近いため、ある程度のボトル差はあるかと思います。ただ、先日試飲したボトルについて言えば、決して枯れていない生きた果実、あふれ出る熟成香、円熟したタンニン。まるでお手本のような美しく熟成したサンジョヴ ェーゼでした。これほど時間を費やしたヴィーノノービレを、この2020年でもカンティーナから直接手に入れることができる事に本当に驚かされますし、今も変わらずこのスタ イルを貫くエリザベッタを、心より敬愛しております。

ファネッティ
Fanetti


ルネッサンス期の古い街並みが残る、歴史ある街モンテプルチアーノ。この土地で古くよりワイン造りを行ってきたファネッティ家。1920年代、当主アダモによって、「Vino Nobile di Montepulciano」という名が付けられた。のちにノービレの始祖となった家族でありながら、まったくもって堅実に、当時のワイン造りを継承してきた造り手。大型のメントタンク、30年以上使い続けるイタリア産の大樽、、、etc。最低でも4年間を樽の中で過ごすという伝統のワイン造りは、今では明らかにマイノリティとして扱われてしまうことも少なくない。味わい、雰囲気、ボトルに至るまですべてに感じる懐かしさと素晴らしさ。時間をかける意味、変わらないことの大切さを再認識させてくれる造り手。

「変化しない」ということの良さ、歴史に裏付けられたワイン造りを貫き続けるカンティーナ。 モンテプルチアーノは標高 250~600mの陵地で、フィレンツェの南東に位置し、ウンブリアに近い。ブドウ栽培の歴史は古く、古くは中世より造られており、当時の生産量や販売について詳しく定められた資 料も残されている。17世紀の詩人フランチェスコ レディの著書「バッコ・イン・トスカーナ」に登場する、「モンテプルチャーノは全てのワインの王」という記述や、フランスの家デュマの「モンテクリスト伯」などにも登場することから、「Nobile 高貴な」という言葉で表現されるようになっていった。1966年にDOC、1983年に最初のDOCGの一つとして数えられた。

温度管理や酵母添加は行っていない。熟成はモンテプル チアーノの町の地下深く続く、トンネルのようなカンティーナにて。昔から使い続けている大樽(30年、古いものは60年以上現役の樽もあるという話)による悠久ともいえる 長い熟成を行っている。「本来のノービレは最低でも 4 年( 48 か月)は大樽で時間を過 ごさせないとサンジョヴェーゼの持つ本来の香りは出てこない。だから私たちの造るノー ビレは現在のDOCGの基準だと、すべてがリゼルヴァと表記することになってしまっている。」と嘆くエリザベッタ。祖父の頃より変わらない6年間というサイクルでリリースされる彼女のノービレ。また、過去のヴィンテージについても、相当な量をストックするという考えを持ち、古くは60年代(これ以前の物もあるようだが、ラベルが無かったり、コルクが傷んでいたり、ヴィンテージが明確にわからないという)より多くのストックが迷路のようなカン ティーナに眠っている。

そして、もう一つの魅力ともいえるのが、地元モンテプルチアーノの町で昔から愛されているスフーゾ(量り売り)の雰囲気そのままのビアンコとロッソを、少量ながらボトル詰め。大型のセメントタンク、野生酵母のみで醗酵を終えたビアンコ、ロッソはノービレに含まれない区画の果実を用いる。使わずに空いている大樽を使い熟成しており、なんとも味わい深く、どこか懐かしささえ感じる味わい。日々のテーブルを彩る存在ともいえるこの二つ、気取らない旨みと染み出す味わい。何かを突き詰めることでは辿り着かない、当たり前に美味しいモノ、変わることなく続けてきた事の大切さを再発見させてくれるカンティーナ。

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