フランス、ロワール
品種： ミュスカデ 白ワイン
樹齢： 76年平均
土壌： 斑レイ岩・粘土質
マセラシオン： なし
醗酵： 自然発酵で50日間
熟成： 16hLの卵型セメントタンク シュール・リーで12ヶ月

2018年は、収量が35hl/haと豊作に恵まれ、3台ある16hLの卵型セメントタンク全て満タンにすることが できた。今回は、発酵が終了し冬の間のワインの熟成中に月1 回合計3回ほどバトナージュを行っている。卵型のタンクは形状からワインのディナミゼーション（らせん状にワインが攪拌すること）が起こりやすいのが最大のメリットだが、冬の間はワインの動きが鈍いので、棒で澱を攪拌しディナミゼーションの補助を行ったとのこと。結果として2018年は、酸が例年よりも少ないが、バトナージュにより酸を補うしっかりとしたストラクチャーのあるミネラルが引き出せたとジェローム自身は感じているようだ。

梨、パイナップル、白バラ、チコリ、オレガノ、たばこ、海藻の香り。香りは控えめだが、味わいはリッチで膨らみがあり、伸びやかな酸が躍動感を与えている。フィニッシュはとても鉱 物的で厚みがあり、引き締まってい る。

収穫日は9月18日。収量は35 hL/haと豊作に恵まれた当たり年。ヴィエーユ・ヴィーニュのブドウを100%卵形のセメントタンクで仕込んだトップキュヴェ。
ワイン名はギリシャ神話の大地の母「ガイア」から取った。
SO2は瓶詰め時に10mg/L 添加。ノンフィルター。