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ベルツメイン・ロッソ 2018 / イル・ファルネート
( Berzmein Rosso / Il Farneto ) 7024

¥2,145 税込
商品コード: nomal
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イタリア、エミリアロマーニャ
品種: マルツェミーノ 赤ワイン
樹齢: 15年
アルコール度: 13%

除梗して約2週間のマセレーション。屋外に設置したセメントタンクにて野生酵母による醗酵を促す。その後冬の寒さを利用してオリ引きを行い、木樽(トノー)に移し12か月の熟成。オリ引きの後にボトル詰め。

今回のリリースと合わせて、ヴィンテージが切り替わりました。日本ではあまり知られていませんが、パダナ平野を中心に広範囲で栽培されているマルツェミーノ。果皮が薄く「クオリティの高いワインには向かないブドウ」と言われますが、その軽さと果実味は、イタリアのテーブルワインには欠かせない存在でもあります。2017は暑く完熟に恵まれたヴィンテージ。リリースしてすぐは、かなり厚ぼったい味わいでしたが、時間が経ちワイン全体に落ち着きを感じます。輪郭のはっきりした味わい深いマルツェミーノ。食中酒として幅広く楽しんでいただける味わい。価格を見て驚いていただける素晴らしいクオリティだと思います。

イル・ファルネート
Il Farneto


当主であるマルコ・ベルトーニは、幼い頃から見てきたワイン造りに強い憧れを持ってきた。
2000年に8ha放棄地を手に入れ、ブドウ栽培を開始。効率を考えた近代的な農業を嫌うマルコ、あくまでも手作業を中心とし、ビオディナミ式の農業を取り入れつつ、自然環境を尊重した循環型の栽培を追求。
畑では一切の農薬、肥料(堆肥さえも)を使用せず、ボルドー液についても、畑を開始した2001年よりほとんど使わないことに驚愕する。
「自分にとってマルツェミーノやスペルゴラは、とても身近なワインだった、それこそ常にテーブルにある、そんな存在。だから無為に凝縮したワインを造ることよりも、当たり前にあった風景や、伝統を残していきたいんだ。」
そう話す彼。あくまでもテーブルワインとしての存在を求める、反対を言えばそんな当たり前の事さえなくなりかけている現実に、逆らうこと。これこそが彼を動かした原動力といえるだろう。
醸造においては、少なからず温度の管理はするものの、不必要な酵母添加を行わず、ごく最低限の亜硫酸を使用するのみ。
フリッツァンテは、醗酵が終わったのちにボトル詰め。
スペルゴラから造ったモストコット(煮詰めた果汁)を少量添加し瓶内二次醗酵を行う。
その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)せずにリリース。
マルツェミーノは屋外にある大型のセメントタンクで醗酵、圧搾後春まで、外気の寒さを利用してオリ引きを行うなど、古くからおこなわれてきたワイン造りを忠実に守りながら生まれるマルツェミーノは、驚くほど純粋で直観的な味わい。
そして、すべてのワインに共通する骨太な酸と果実的な雰囲気。醸造的な未熟さを埋めるのに十分な素材のよさ。素晴らしい信念と情熱を持った造り手。

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