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ヴァン・ド・フランツ・シュナンブラン 2018 / フランツ・ソーモン
( Vin De Frantz Chenin Blanc / Frantz Saumon )

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フランス、ロワール
呼称: VdF 
品種: シュナンブラン100%  白ワイン
平均樹齢: 40年
収穫:手摘み
面積: 3ha
標高:
畑の向き: 南
土壌: 粘土石灰
収量: 50hl/ha
酵母: 自生酵母
発酵 ・熟成: 9月25日収穫 50%は木樽・50%はステンレスタンクで12ヶ月間発酵・熟成
瓶詰め: 2019年9月24日
SO2: 瓶詰め時:15mg/L トータル:4mg/L
アルコール度数: 13%

フランツのネゴスシリーズで2018年はソミュールでビオ転換中の友人からシュナンブランを購入し、自身のドメーヌで仕込みました。半分は木樽、半分はステンレスタンクで発酵・熟成。淡いレモンイエローの外観からハッサクやレモンピールの柑橘の香りを感じます。柔らかな酸を含んだボリュームあるアタック、心地良い塩気とたっぷりのエキスが感じられます。

フランツ・ソーモン
Frantz Saumon


ロワール地方トゥールから東側にロワール河とシェール河の間に広がる‘モンルイ’というアぺラシオンは1938年に認定され、シュナンブランで辛口から 甘口までの白ワインを生産しております。
日本ではあまり見かけないAOCですが、M.Jacky BLOTの出現から始まり、今は亡きStephane Cossaisをはじめ色んな生産者がこのAOCの認知度を高めてきました。
そのモンルイの我々のセレクション‘フランツ・ソーモン’、2002年から始めた醸造家で、今ではDomaineだけの生産量では足りなく2009年からはネゴ シアンの会社Un Saumon dans la Loire(アン・ソーモン・ダン・ラ・ロワール)を設立し、意欲的に活躍しております。

無農薬の農法に興味が有り、やはりシュナンブランに挑戦したいと同じAOCを結果的に選びました。
畑で無農薬の仕事はきりがありません。
彼の畑は4haですが、オーナーが無農薬とは全く反対の農法を行っていたので、1年目は仕事がエンドレスな状態です。
予算の関係もあり、最初から畑は購入できません。
1haを購入し、残り3haは借りました。この3haも将来的に購入予定です。
4haをたった1人で化学肥料から無農薬へ切り替える作業が大変なのがご想像頂けますでしょうか?
本当に朝から晩まで畑とにらめっこです。

このように沢山のエネルギーを頂いた畑から取れた葡萄は格別です。彼の畑は毎年毎年質の向上、間違い無しです。
久しぶりに彼のモンルイを飲んだら、2002年当時のワインより、グッとグッと洗礼された素晴らしいワインになっております。私の中ではいつまでも若きフランツが印象的ですが、今ではもう大御所の仲間入り、Gregory Leclear氏もフランツの所で見習いとして働いてたことがあり、そういう若手醸造家を育てどんどん指導する立場に回っているのです。
丁度脂の乗っている充分な経験を積んだ中堅醸造家。
やはりこういうワインは是非リストに載せて 頂きたいラインです。

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