フランス、ロワール、アンジュ
品種： シュナンブラン 白ワイン
樹齢： 19年平均
土壌： 粘土質・シスト
マセラシオン： なし
醗酵： 自然発酵で8ヶ月
熟成： ステンレスタンクで8ヶ月

2018年は遅霜の被害がなく久々に収量に恵まれた当たり年！また日照量にも恵まれ、ワインはボリューム豊かに仕上がった。醸造は、例年発酵熟成に 50％樽を使用するのだが、今回は酸が少なかったのでフレッシュさを損なわないように100％ステンレスタンクで仕込んでいる。出来上がったワインはフルーティ ーでエキスに透明感があるが、中身は骨太で骨格があり、後から徐々に力強くスパイシーなミネラルが口の 中を支配する。このキュヴェのコンセプトは、「ドメーヌのシュナンの若樹だけで仕込んだワイン」だが、決して侮るなかれ！テロワールは上級キュヴェとほぼ同じ土壌で、もうすぐ20年目を迎えるブドウ樹はポテンシャルが徐々に開花しつつある。

パイナップル、アプリコット、カリン、アカシア、ハチミツ、タール、火打石の香り。 ワインは芳醇かつフルーティーでボリュームがあり、透明感のある滑らかなエキスにスパイシーで骨格のある滋味深いミネラルがきれいに溶け込む。

収穫日は9月18日、25日、27日、28日。
収量は35hL/ha。元々はアンジュ白だが、2016年のアンジュ白が申請が遅れたことでAOCが取れなかった。それ以降AOCの申請を止めVDF Chenin（シュナン）でリリースすることに決めた！
残糖は2.8g/L。SO2は熟成中と瓶詰前のスーティラージュ後に計20mg/L添加。軽くフィルター有。