フランス、ロワール、シュヴェルニー
品種： ガメイ65%、 ガメイ・タンチュリエ35% 赤ワイン
樹齢： 87年~107年
土壌： シレックス・粘土質
マセラシオン： スミマセラシオンカルボニック ホーロータンクで17日間
醗酵： 自然酵母で2ヶ月
熟成： 古樽で11ヶ月

2011年に初リリースを果たし、今回7年ぶりのリリースとなるラ・プロビリエール！ボノームが所有する最 も樹齢の古い畑だ。2012年から2017年までは霜や日照り、ブドウの病気の被害により、ほとんど収量が確保できなかった…。今回もミルデューの被害により25hl/haと決して収量は多くないが、辛うじて4樽仕込むことに 成功した。ワインは果肉の赤いタンチュリエのガメイが入っているため、見た目はほぼ真っ黒で、一見味わいが重たそうな印象を受けるが、実際アルコール度数が12.5%とそれほど高くなく、味わいも果実味がとてもしなやか。ボノーム曰く、2018年はブドウに酸を残すことでワインが重くならないよう細心の注意を払い、早めに収穫を試みたのだそうだ。ただ、さすがに100年を超えるヴィエーユ・ヴィーニュの、特に2018年は収量が少なく 中身の凝縮したブドウが取れただけあって、タンニンはまだ若く十分こなれていないので、今飲むのであればジビエや内臓料理などと一緒に合わせるのがベスト！できればあと数年寝かせて、忘れたころに飲むと最高の驚きに出会えるような…そんな長熟が期待できるようなワインだ。

カシス、ミュールのジャム、ダークチェリー、スミレ、オレガノの香り。ワインは男性的で野趣味溢れる果実の凝縮味があり、濃縮感のあるしなやかなコクをカカオのようなほんのりビターなタンニンの収斂味が引き締める。

収穫日は9月4日。2018年はミルデューにより霜の被害により収量は20hL/ha。
買いブドウはビオディナミ 栽培者アランコクトーとビオ生産者タルデューから。
SO2無添加、ノンフィ ルター。