フランス、ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌ、サントーバン
品種： ピノノワール 赤ワイン
樹齢： 35年平均
土壌： 粘土質・石灰質
マセラシオン： 木桶22hLタンクで15日間
醗酵： 自然酵母で1ヶ月
熟成： ステンレスタンクで12ヶ月

かつてジャン・ジャックは「レ・ジュヌヴレ」というブルゴーニュ白の畑を所有していたが、このブルゴーニュ赤の畑はレ・ジュヌヴレの畑に隣接している。残念ながら2015年にレ・ジュヌヴレの畑は他の生産者に売却。この時同時に他の畑も売却し、ドメーヌの全体の畑面積は大幅に減ってしまっていた。2017年、畑面積を補填するために、サントーバンの生産者セクスタンに毎年ネゴスの買いブドウとして売っていたこのブルゴーニュ赤の区画を回収。そして、今回「ブルゴーニュ赤」として新しくドメーヌからリリースした！ ちなみに、本来赤もレ・ジュヌヴレの区画名を名乗ることができるそうだが、彼は白のレ・ジュヌヴレを取得した生産者に配慮し、敢えて区画名は入れていないそうだ。出来上がったワインは、アルコール度数が12%と軽く果実味もジューシーだが、ブドウの収量が少なかったこともあり、中身がしっかり詰まっている。まだ余韻に少しタンニンの収斂味が残るので、できればあと数年寝かせるか、もしくは赤身のお肉料理と合わせるのがベスト。

グロゼイユ、ザクロ、シャクヤク、スミ レ、ローズマリー、モミの木、インクの香り。ワインは柔らかくジューシーでコクがあり、軽快でチャーミングな果実味を洗練されたミネラルと緻密なタンニンの収斂味が引き締める。

収穫日は9月10日。収量は花ぶるいと日照りにより14hL/haと70%減。今まで隣人の自然派ワイン生産者ドメーヌ・セクスタンにブドウを売っていたが、2017年からはドメーヌでワインを仕込むことにした。畑はかつて所有していたブルゴーニュ白レ・ジュヌヴレの区画に隣接する。
SO2無添加、ノンフィルター。