フランス、ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌ、サントーバン
品種： シャルドネ 白ワイン
樹齢： 16年~17年
土壌： 粘土質・石灰質
マセラシオン： 圧搾時に一昼夜の浸漬
醗酵： 自然酵母で1ヶ月
熟成： 古樽228L、112Lで12ヶ月

2017年は、花ぶるいと日照りにより収量がほとんど取れなかった…。通常の量が取れればレ・コンブが3樽、シャテニエールが1樽ほど仕込めるのだが、今回は 2 つをアッサンブラージュしても1樽半しか仕込めなかった。試飲前にジャン・ジャックから「2017年は収量が少なく猛暑と日照りだった」と聞いていたので、てっきりボリュームのある分厚いワインをイメージしていたのだが、いざ試飲をしてみるとアタックの酒質の柔らかさにビックリ。白い果実のまろやかなエキスとタイトなミネラルとのバランスも抜群に良く、とても上品な仕上がりだ。彼曰く、当初はブドウの房が早くから少なかったので、ブドウが完熟しすぎることを危惧したそうだ。だが、反対に夏の猛暑と日照りにより、ブドウの完熟にブレーキがかかったことが、今回のワインのバランスに功を奏したようだ。開けたては少し還元があるのでカラフをおススメ。

ピンクグレープフルーツ、青いパパイヤ、白桃のコンポート、ハチミツ、火打石、潮の香り。ワインはピュアかつ白い果実のエキスが優しくふくよかで、塩気のある澄んだダシのような旨味と鉱物的なミネラルがきれいに溶け込む。

収穫日は9月16日。収量は花ぶるいと日照りにより10hL/haと80%減。
収量が少なかったためラ・シャテニエールとレ・コンブの2つの１級畑のブドウを全てアッサンブラージュしたが、それでも1樽半しかできなかった。
SO2は瓶詰め前に20mg/L添加。ノンフィルター。