フランス、ロワール
品種： ピノノワール70％、ピノムニエ30％　赤ワイン
樹齢： 36年平均
土壌： シリス混じりの 石灰質・粘土質
マセラシオン： スミマセラシオン ファイバータンクで2週間
醗酵： 自然酵母で1ヶ月
熟成： 古樽で30ヶ月

2016年からエチケットのデザインが変更！白地のエチケットに筆記体の文字だけ書かれたシンプルなデザインになった。2016年は、4月の遅霜によりピノムニエが特に被害に遭ったため、割合的にピノノワールが70％と若干多い。（前年は60：40）レイナルド曰く、2016年は収量に恵まれなかったが、品質的に はかつてないほど素晴らしい出来だったとのこと。確かに、ワインの完成度はいつも以上に高く、ブラインドだと上質なブルゴーニュと思わず勘違いしてしまうくらいエレガントで上質なフィネスを感じる。前年がコート・ド・ニュイのような男性的なワインだとしたら、今回の2016年は、果実味に女性的な艶やかさ がありコート・ド・ボーヌのヴォルネイを彷彿させる。そこに長熟を予感させるようなしっかりとしたストラクチャーが加わり、飲みごたえのあるワインに仕上がっている。

グロゼイユ、グリオット、フランボワーズのジャム、シャクヤク、バラの香り。ワインはピュアかつチャーミングで、艶やかな果実味をぎっしりと詰まった筋肉質な ミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が引き締める。

収穫日は9月17日、18日。収量は15hL/ha。
ワイン名のRive Droiteは「右岸」という意味で、レイナルドの赤の畑で唯一ロワール川の右岸にあることから命名された。Clos Belle-Croixは畑の名前で白に隣接している。SO2無添加。ノンフィルター。