フランス、ボジョレー
品種： ガメイ 赤ワイン
樹齢： 48年平均
土壌： 泥土状の砂地
マセラシオン： マセラシオンカルボニック ファイバータンクで8日間
醗酵： 自然酵母で20日間
熟成： ファイバータンクで6ヶ月
アルコール度： 12.5%

2017年は雹の被害により収量が取れず仕込むことができなかったが、2018年は反対に大豊作に恵まれ、収穫日もかつてないほど早かった。ちなみに、まわりの生産者の中でカリームが一番早く収穫に取り掛かったそうで、まわりからは未熟なブドウを収穫していると嘲笑されたようだ。だが、彼曰く、この早いタイミングで収穫できたことが今回の成功につながったとのこと。彼が「2018年は自信作！」と言うように、ワインは酒質が柔らかくビロードのようで、アルコール度数12.5%とは思えないジューシーなコクがあり、洗練されたミネラルのニュアンスと酸のバランスが絶妙！ワインに安定感があり、ガメイの良さが最大限に引き出されたワインだ。

クランベリー、ダークチェリー、フランボワーズのジャム、スミレ、ボンボン、 オレガノ、黒鉛の香り。ワインは柔ら かくしなやかかつジューシーで、コクのある滑らかな果実味にチャーミング な酸と繊細で緻密なミネラルがきれいに溶け込む。

収穫日は9月6日と例年よりも2週間 早い。収量は56hl/haと豊作だった。ワイン名は「ほうれん草に入れるバター」という意味のポパイのイメージと 「アラブの2世が安酒に浸かる」というカリームの独特のユーモアが掛けら れている。
SO2は瓶詰め前日に10mg/L添加。ノンフィルター。