フランス、ロワール、アンジュ
品種： カベルネフラン　赤ワイン
樹齢： 33年~53年
土壌： 小石混じりの粘土質・シスト
マセラシオン： 40ｈｌの大樽（フードル）で15日間
醗酵： 自然発酵で20日間
熟成： 古樽で12ヶ月
アルコール度： 12.5%

2016年からAOCの申請を止め、ワイン名をアンジュ赤からカベルネフランに変えた。2016年は遅霜とミルデューの影響で収量が80%減と少なく、マセラシオンに使った40hLフードルを満たすために1/3フェイ・ダンジュのビオの栽培者からブドウを買っている。前年は熟成にフードルを使ったが、今回は228L の古樽のみを使用。出来上がったワインは、まだ若いタンニンをアフターに感じるが、酒質そのものはとても柔らかく、果実味は染み入るようにしなやか。今飲むのであれば、鴨など血を感じる料理との相性が良さそう。だが、シルヴェストル自身は、できればタンニンがこなれるまであと数年瓶で寝かせることをおススメとのこと。

カシス、スミレ、バラの花弁、クローブ、ナツメグ、なめし革、生肉、鉄分の香り。ワインはしなやかで野趣味溢れる果実味に清涼感があり、染み入るように優しく、ほんのりビターでキメ細かいタンニンの収斂味が余韻を引き締める。

収穫日は9月22日~24日。2016年は春の遅霜とミルデューの影響で収量は8hl/haと80%減。2/3クロ・ ド・ロルモーとレ・ボンヌ・ブランシュの区画のカベルネフランに1/3フェイ・ダンジュのビオのブドウ栽培者のカベルネフランがアッサンブラー ジュされている。SO2は瓶詰め前に10mg/L添加。ノンフィルター。