フランス、ラングドック
品種： グルナッシュ65%、シラー25%、 カリニャン10% 　赤ワイン
樹齢： 24年~34年
土壌： 粘土質・楕円形の石
マセラシオン： ファイバータンクで20日間
醗酵： 自然発酵で16ヶ月
熟成： 古樽500L、225Lで6ヶ月 ファイバータンクで12ヶ月

2016年は発酵に苦労した年。夏の日照りの影響で酵母が少なかった。樽熟中にワインの発酵が止まり、 ボラティルが上がり始めたので樽での熟成は 6ヶ月で引き上げた。その後ワインを全てアッサンブラージュしファイバータンク移して発酵を待ったがなかなか勢いづかなかった。最終的に醗酵中の 2017年のル・グ ラン・カレの澱を混ぜることにより発酵が再開し、約16ヶ月かけて無事に醗酵を終わらせることができた。ワインは発酵に苦労した割には予想に反して素晴らしく、リヨネル自身もその出来栄えに驚いている。果実味がスマートかつエレガントで、芳醇な赤い果実に洗練されたミネラルとキメの細かいタンニンがきれいに溶け込む。赤身の肉と合わせてみたいワインだ。

ダークチェリー、ミュール、アーモンドの花、ボタン、甘草、プラリネ、生肉、鉄分の香り。ワインは芳醇かつ滑らかでフィネスがあり、上品なコクと甘みのある果実味に洗練されたミネラルとキメ細かいタンニンがきれいに溶け込む。

収穫日は8月26日~9月8日と例年よりも1~2週間早かった。収量は30hL/ha。今回グルナッシュは半分全房、半分除梗して仕込んでいる。「ナヴィス」とはオック語で水源という意味。天然水源のように自然なワインという意 味を込めて命名した。SO2は発酵中に20mg/L、瓶詰め時に20mg/L添加。フィルター有り。