フランス、カルヴァドス
品種： 早熟品種ドメーヌ20％、甘みが強く癖の ある晩熟品種ポードシャン25%、クロル ノー25%、ドゥースモワンヌ25％、酸味の 強烈なランボーを5% （年により異なる） 微発泡白ワイン（辛口）
樹齢： 25年平均
土壌： シレックス・粘土質
マセラシオン： 屋根裏で3週間陰干し。リンゴを潰した後 果肉と果汁を数時間漬込む。
澱引き回数： 3ヶ月おきに合計2回
発酵＆熟成： 自然酵母 ファイバータンクで6ヶ月。 瓶内で6ヶ月+α。
製法：ペティアンナチュレル
アルコール度：

パー・ナチュールのコンセプトは、かつてジュリアンが子供の頃に食卓で大人が飲んでいた昔ながらのシードルだ。ジュリアン曰く、かつてシードルは瓶詰めすること自体が珍しく、主に小樽で仕込んでいたそうで、発酵したてのシードルはジュースのような感覚で子供も飲めるが、発酵の最後の方は辛口が進んでビールのような大人好みな味わいに仕上がり、各家庭でそれを食卓で供するのが通例だったのだそうだ。その大人が楽しむ発酵最後のシードルを再現したのがこのパー・ナチュール！2017年は、メインとなる早熟品種のドメーヌが不作だったので20％しか入っておらず、その代わりに甘みが強く癖のある、晩熟品種のポードシャン25%、クロルノー25%、ドゥースモワンヌ25％を主体に、最後にアクセントとして酸味の強烈なランボーを5%加え仕上げている。味わいは複雑で滋味深く、残糖が20g/Lあるが、それを感じさせないタイトでストラクチャーのあるブリュットな味わいは、魚でも肉でも両方いける。

リンゴの皮、ジンジャー、ヴェルヴェンヌ、白いバラ、シャンピニオンの香り。泡立ち繊細かつヴィヴィッドでストラクチャーがあり、旨味が複雑なほんのりと甘いエキスをシャープな酸と紅茶のようなタンニンがタイトに引き締める。

収穫日は11月10日~11月15日。5種のリンゴを使用。パーナチュールのコンセプトは昔ながらのシードル。2017年は豊作で、例年よりも糖度が高くストラク チャーのしっかりとしたシードルに仕上がった。
SO2無添加。ノンフィルター！ 残糖分は20g/L。