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VdF ルージュ・アントルモンド 2015 / ラ・フォンチュード
( Rouge Entremonde / La Fontude )

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産地: フランス、ラングドック
品種: グルナッシュ 赤ワイン
アルコール度: 13%

深いガーネット色。グレナデンシロップやレーズン、黒ぶどうの果皮を想わせるフィーヌのような香りに、僅かに黒糖や醤油のような香りが混ざります。
第一印象は控えめな甘さで、しっかりとした骨格のある印象をうけますが、空気に触れ開いてくると柔らかさや丸みが出てきます。
今回ご案内の3アイテムの中では、今後の熟成の変化も期待がもてる強さが感じられるワインですが、パワフルすぎる印象ではなく、凝縮した果実感で芯がしっかりとした締まりのある仕上がりです。綺麗な酸が重厚感を軽減させる口当たりにしながら、凝縮感のある果実味が広がり細かいタンニンが口中に残ります。
ワイン単体で楽しむよりも、赤身のお肉や中華料理などと相性が良く、お料理を引き立てつつ油分を流し風味を生かしてくれるワインです。

ラ・フォンチュード
La Fontude


パリで環境アドバイザーをしていたFrancoi Aubry「フランソワ オーブリー」は、年老いた両親が余生をのんびりと過ごすことのできる土地を探し続け、ようやく2003年に格好の場所を見つけて移住しました。
ラングドックの中心に位置するサラグーの谷にある、放棄された森と30haに及ぶ牧草地、そして3.5haの小さなブドウ畑も付いた土地です。
自分たちの仕事は環境と祖先の遺産、そして動植物たちによって成り立っていると考えるオーブリーは、これ以上はないほど自然に恵まれたこの土地が有する多様性を余すことなく発揮できるよう、遺産を守るように森と牧草地の状態を再生させて来ました。
長年の薬剤投与によって荒れ果てたブドウ畑は、カリニャン、サンソー、アラモン、テレブラン、そしてグルナッシュ。
どれも樹齢が古く収穫量が少ない固有種で、その効率の悪さのため抜かれる運命にあったブドウです。
この畑をバイオダイナミクスで栽培、使う農薬は少量の銅と硫黄のみで、他はハーヴと調剤を散布すること10年、ようやく畑の土は柔らかくなり沢山の虫や草花が畑に戻って来ました。
オーブリーは、牧草地に羊を放牧しています。羊たちは豪雨、猛暑と厳寒期を除き、基本的に年間を通して外で育てられています。従って、出産も外で行われ冬から春にかけて子羊が元気に外を飛び回る姿を観ることもできるようです。

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