フランス、ロワール
品種： ガメイ、ピノノワール、ムニュピノ、 ピノムニエ、カベルネフラン 　赤ワイン
樹齢： 17年~35年
土壌： シリス（硅砂、硅石）
マセラシオン： ファイバータンクで2週間
醗酵： 自然酵母 ファイバータンクで1ヶ月
熟成： ファイバータンクで6ヶ月 古樽で3ヶ月

前年は、2017年に取得した樹齢34年のガメイが50％アッサンブラージュされていたが、今回はガメイが霜の被害により2haある畑から僅か5hLしか取れなかったため、カベルネフランの比率がいつもよりも高い。フレッシュさやバラなどのフローラルな香りを引き出すため、今回ピノノワールはセニエのジュースだけを加えている。また、発酵を促すために発酵中のムニュピノを５％スターターとして加えた。基本的にアティピックはタンクでの仕込みだが、ワインの澱を落とすために3ヶ月樽熟をしている。出来上がったワインは、アルコール度数は11.5%とライトだが、カベルネフランが多いこともあってか、味わいはいつものアティピックよりも幾分男性的でコクを感じる。彼曰く、まだ少し酸に硬さがあるので、今飲むのであればバーベキューなどのシンプルな肉料理と合わせるのがベスト、できればあと半年から1年は寝かせてほしいとのこと。

グリオット、フランボワーズのジャム、スミレ、ドライローズ、カカオ、ナツメグの香り。ワインは柔らかくしなやかで、染み入るような果実味にやしいコクがあ り、後から繊細なタンニンと若い酸がじわっと引き締める。

収穫日は9月5日~9日。収量は40hL/ha。（ただ、ガメイは霜の被害により 2haで5hLしか取れなかった。）発酵を促すために発酵中のムニュピノを加え た。ワイン名のAtypiqueは「典型的ではない」という意味があり、複数の品種 をアッサンブラージュしたユニークなワインであることから命名した。
SO2無添加。ノンフィルター。