フランス、ラングドック
品種： テレット50%、シュナン30%、 クレレット15%、ロール5%、白ワイン
樹齢： 9年~11年
土壌： 楕円形の石混じりの 石灰質・粘土質
マセラシオン： なし
醗酵： 自然酵母で21日間
熟成： ファイバータンクで9ヶ月

2016年は日照りと、夏の水不足によりブドウの成長にブレーキがかかったにもかかわらず、アルコール度数は13％まで上がり、酸も適度に確保され、ニュートラルでピュアな旨味の染み渡るようなバランスの良いワインが出来上がった。また前年同様、ワインの還元を防ぐために発酵中に2度ルモンタージュを施している。開けたても十分に美味しいが、時間とともにまったりとしたオイリーな感じが抜け、ワインの旨味に一体感が出てくる。

黄桃、みかん、ニワトコの花、カシューナッツ、クラッカー、鉄分、火打石の香り。ワインはフルーティーかつまったりと滑らかで、透明感のある 凝縮したピュアな旨味エキスと適度にスパイシーなミネラルがきれいに融合する。

収穫日は8月29日、30日、テレットは9月10日。収量は45hL/ha。
「ルグラ ンカレ」はリヨネルの祖父が大切にしていた畑の区画名。
SO2はマロラクティック後と瓶詰め前に20mg/L添加。軽くフィルター有り。