フランス、アルザス、ファッフェンハイム
品種： ゲヴュルツトラミネール 白ワイン
樹齢： 9年~22年
土壌： アラゴナイト混じりの石灰質
マセラシオン： スミマセラシオンカルボニック 食品用大型ポリタンクで5週間
醗酵： 自然酵母で2ヶ月
熟成： 5hlのフードルで10ヶ月

今回の2017年マセラシオンは、グランクリュ・シュタイネールの若木のブドウで仕込まれている。ただ、ワインはVdFで申請しているため、エチケットにシュタイネールは入れられなかったとのこと。マセラシオンの期間は5週間と赤並みに抽出している。ガングランジェ曰く、2017年はシュタイネールのアラゴナイトの鋭利でタイトなミネラルが十分に味わいに反映されているとのこと。また、彼曰く、シュタイネールはアルザス語で石という意味だけあって、この力強いミネラルがこなれるまで最低5年の熟成は必要だとのこと。強靭な鉱物感と、マセラシオンによるタンニンがバランスよく共存しており現時点ではパンチが 効いているが、その熟成ポテンシャルは計り知れない。

オレンジ、キンカン、スモモ、キンモクセイ、ジャスミン、黄色いバラ、ジンジャーの香り。ワインはスパイシーかつしっかりとしたストラクチャーがあり、芳醇なエキスの中に溶け込む筋肉質なミネラル、紅茶のようなタンニンの収斂味が骨格をタイトに引き締める。

収穫日は9月15日。収量は40hl/ha。残糖は1.7g/L！2017年のマセラシオンはグランクリュ・シュタイネールの若木のブドウを使用している。だが、 AOCの申請をせずVdFで申請を行ったためエチケットにシュタイネールと入れることができなかった。
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