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VdF ブラン・イニシャル・ベベ 2013 / ドメーヌ・モス
( Blanc Initials BB / Domaine Mosse ) 6380

¥6,820 税込
商品コード: nomal
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フランス、ロワール、アンジュ
品種: シュナンブラン 白ワイン
樹齢: 62年平均
土壌: 微砂の混じる粘土質・シスト
マセラシオン: なし
醗酵: 自然発酵で11ヶ月
熟成: 古樽で11ヶ月
アルコール度: 13.5%

2013年は、発酵が終盤で止まり残糖が8g/L残った。再発酵が起こらないようきつくフィルターをかけたが、その分SO2は瓶詰前に10mg/Lと最小限に抑えている。瓶詰め当初は還元がきつく、状態が落ち着くまでに瓶熟4年の歳月をかけている。ワインは熟成によりフレッシュな果実味はそぎ落とされ、繊細な甘みと共にタイトなミネラルが表に出始めている。還元は完全に消え、ウィスキーやラムを思わせるような甘い香りと熟成によるシャンピニオンの香りが複雑に立ち込める。食中はもちろんデザートとも合わせられる、今が飲み頃のワインだ。

リンゴ、黄桃、メイプルシロップ、シャンピニオン、チョーク、ピート、腐葉土、 醤油の香り。ワインはピュアかつミネラリーで、甘みのあるネクターやはちみつのようなまろやかな旨味をチョーキーで透明感のあるミネラルエキスが包み込む。

収穫日は10月14、15日。収穫量は15hL/ha。
2013年は瓶詰時の還元が強かったためリリースに4年の歳月がかかった。
イニシャルBBはLes Bonnes Blanchesの区画の中で一番古い樹のブドウと、樹齢77年のMarie Besnardの区画のブドウをアッサンブラージュしたもの。
残糖は8g/L。SO2は瓶詰前のスーティラージュ後に10mg/L。瓶内再発酵防止のため目の細かいフィルターをかけている。

ドメーヌ・モス
Domaine Mosse


生産地
ロワール地方の西、メーヌ川河畔の古城の街アンジェから南西へ20kmほど下ると、レイヨン川に沿ってうねる丘陵が霞を伴い幻想的な光景を作り出す。
レイヨン川を横ぎり、さらに2kmほど南に下るとサン・ランベール・デュ・ラティ村が見えてくる。
ドメーヌ・モスのカーブはその村の入り口に位置する。
16haあるブドウ畑は区画ごとに点在するが、全てカーブから周囲1km範囲内にあり、1年を通して寒暖差の少ない西岸海洋性気候や強い北風が霜や病気からブドウを守る。
さらに、シュナンなど耐性の強い晩熟ブドウは、晩夏から秋にかけてレイヨン川から立ち上る霧によって、上質なボトリティスが形成される。

歴史
現オーナーであるルネ・モスと妻のアニエスは、1987年からトゥール市内でバーを兼ねたワインショップを営んでいた。
当時、取引先であったワイン生産者フランソワ・シデーヌやジョー・ピトンに大きく影響を受けた彼らは、1993年ワインショップを閉め、ワインをつくる世界に転身を図る。
1994年、彼らはアンボワーズにある栽培醸造の職業訓練学校に通いワインづくりの基礎を学ぶ。(この時、彼らに教えた先生がティエリ・ピュズラクリスチャン・ショサールだった。)
1995年学校を卒業したルネは、ポワティエから30km北東に上ったボセイ・シュール・クレーズという小さな村にあるワイナリーに入り、翌年には初めてのワインを仕込む。
当時、最も懇意にしてくれた村近くでレストランを経営するジャッキー・ダレス氏の協力や紹介もあって、ルネは1997年研修の場をブルゴーニュに移す。
ブルゴーニュに移った彼は、ドメーヌ・テヴノやフランソワ・ミクルスキ、ドミニク・ドゥラン、フレデリック・コサール等に出会い精力的にワインを学ぶ。
1999 年ジョー・ピトンが奨めてくれたサン・ランベール・デュ・ラティ村にあるドメーヌを引き取り、妻のアニエスと2人でドメーヌ・モスを立ち上げる。

生産者
現在、アニエス&ルネは16haの畑を4人で管理している。(繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)
彼の所有するブドウ品種は、シュナン、カベルネソービニヨン、カベルネフラン、グロロ、ガメイで、樹齢は7~65年。
「美味しいワインは完熟したきれいなブドウを収穫することから始まる!」をモットーにワインづくりに励む彼らは、多様な微生物が繁殖する生きた土壌作りに余念がない。
特に畑を深く耕すことに重点を置き、その他には農薬を使用せず抗体の強い完璧なブドウを手に入れる方法としてビオディナミを取り入れている。

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