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VdF LBL ヴィエーユ・ヴィーニュ・ソーヴィニヨン 2016 / ノエラ・モランタン
( LBL Vieilles Vignes Sauvignon / Noella Morantin )

¥5,115 税込
商品コード: nomal
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フランス、ロワール
品種: ソーヴィニヨンブラン 白ワイン
樹齢: 51年~73年
土壌: シレックス混じり粘土質
マセラシオン: 無し
醗酵: 自然酵母で4ヶ月
熟成: 古樽400Lで18ヶ月
アルコール度: 12.5%

近年収穫日がどんどん早まる中、2016年は珍しくブドウが晩熟の年だった。長雨とミルデューの被害により収量は例年よりも少なかったが、収穫したブドウは傷ひとつなく、酸の乗った素晴らしい品質だった。いつものように樽熟18ヶ月、プラスワインを落ち着かせるためにさらに瓶熟18ヶ月(2019.9月時点)を経てからのリリースを徹底している。出来上がったワインは、アルコール度数12.5%とは思えないほど凝縮感と勢いがある。トータル36ヶ月(2020.3月リリース時点 42ヶ月)の熟成により果実味はきれいに落とされ、透明感のある旨味エキスに 塩辛い剥き出しのミネラルと骨太の酸がダイレクトに伝わる。前年同様にテロワールのポテンシャルとエネルギーを直に感じる素晴らしいワインだ。

グレープフルーツ、クエッチ、フェンネルシード、クコの実、ヘーゼルナッツ、醤油の香り。ワインはピュアかつタイトで骨格があり、ダシのような塩気のある旨味に溶け込む凝縮したミネラルと骨太な酸がアフターに連れてじわっとせり上がる。

収穫日は9月23日、27日。2016年はミルデューの被害によりブドウの収量は23hL/haと20%減。残糖は0.2g/Lの完全辛口。畑はボワ・ルカの区画でワイン名のLBLはLes Bois Lucasの略!樽熟18ヶ月+瓶熟18ヶ月(2019.9月出荷時点)を経た、ノエラの渾身のトップ・キュヴェ。
SO2は瓶詰め前に10mg/L添加。フィルター有。

ノエラ・モランタン
Noella Morantin


生産地
トゥールの東、ロワール川の支流にあたるシェール川を左岸に沿って60kmほど進むと、陶器で有名な町サン タニアンが見えてくる。
そのサンタニアンのちょうど手前の小さな村マレイユから隣村プイエにかけて、トゥー レーヌワインの老舗クロロッシュ・ブランシュの敷地が小高い丘を背に慎ましく広がる。
ノエラ・モランタンの畑、および醸造所は、このクロロッシュ・ブランシュの敷地内にあり、まわりは深く木々に囲まれ、クロロッシ ュ以外に隣接する畑は一切ない静寂とした環境の中にある。
この地域の気候は、夏冬の寒暖の差が激しい大陸性の気候とシェール川がもたらす複雑なミクロクリマが互いに影響し合う。

歴史
現オーナーであるノエラ・モランタンがドメーヌを立ち上げたのは2008年。
学生時代にナントの職業技術短大(DUT)でマーケティングを学んだ彼女は、卒業後マーケティング関係の会社に入社。
当時は、毎日デスクワー クに明け暮れるようなワインとは全く無関係の仕事に従事していた。
2000年、30歳に差し掛かっていた彼女は、「自分の本当の仕事はデスクワークではない!何かダイナミックなことがしたい!」と、以前から気になっ ていたワインづくりに興味を抱く。
2001年、30歳を機に会社を辞めて、すぐにミュスカデにあるワインの学校で醸造と栽培を学び始める。
また、学校に通いながら、同時にアニエス・エ・ルネ・モスのドメーヌで2年間実地研修をこなす。(この時に、自然派ワインの洗礼を受ける。)
学校を卒業後、2003年の秋にはフィリップ・パカレのところで収穫、その後マルク・ペノーのところで翌年の4月まで醸造と剪定を手伝う。
そして、2004年5月、ドメーヌ・ボワ・ルカの醸造栽培責任者として働き始める。
4年間ボワルキャで働いた後、2008年5月晴れてドメーヌ・ノエラ・モランタンを立ち上げ現在に至る。

生産者
現在、ノエラ・モランタンは 8.5haの畑を2人で管理している。彼女の所有するブドウ品種は、ソーヴィニヨン ブラン、シャルドネ、ガメイ、カベルネソーヴィニヨン、コーで、樹齢は若いもので10~20年。
平均樹齢が40年で、古樹のコーは樹齢が60年に達する。
彼女がワイン造りで最も大切にしていることは「フィーリング」。
栽培・醸造の基礎はもちろん押さえつつ、そこからさらに幅を広げて、教科書にとらわれない自由な発想と感性を 生かしたワイン造りを心がける。
ブドウの栽培に一部ビオディナミを取り入れたり、畑が疲れていると感じた時はfleur de Bachというホメオパシーのひとつを散布するなど、常に現場に出てブドウの状態を観察しながらその場に適した対処を施し、また、醸造はマセラシオンの方法、期間、醗酵、スーティラージュ、熟成方法等、全てテイスティングを通して臨機応変に対応していく。
常に出来上がるワインを想像し、そのイメージに沿って柔軟に対応し、彼女独自の個性をワインに反映する。
ドメーヌの立ち上げ2年目で、すでに彼女のワインはパリのカーヴ・オジェをはじめ、フランス、ベルギーの多くのカーヴィストから独自のスタイルがあると高い評価を得ている。

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