フランス、ロワール、シュヴェルニー
品種： シュナンブラン 白ワイン
樹齢： 36年平均
土壌： シレックス・粘土質
マセラシオン： なし
醗酵： 自然酵母で3ヶ月
熟成： アンフォラ400Lで10ヶ月
アルコール： 12.5%

2015年はジョージア産の10hLのアンフォラで仕込んだが、今回はブドウが霜の被害に遭い収量が少なかったこともありスペイン産の300年前に作られた400Lのアンフォラで仕込んでいる。ティエリ曰く、違いはジョージア産のアンフォラが粘土の素材に対しスペイン産は砂岩で作られていて、アンフォラ特有の土っぽい風味がワインに出にくいのだそうだ。醸造も2015年がプレスし終えたマールを30%ほどジュースに加えて発酵熟成させたのに対し、今回はプレスジュースのみを発酵熟成させている。ワインはミネラリーでストラクチャーがあるが、全体的にふくよかで透明感のあるニュートラルな味わいはどこか純米酒の構成に通じるものがある。

黄桃、カリン、レーズン、キャラメル、 ブリオッシュ、日本酒、フュメ、ミネラルの香り。ワインはふくよかで白い果実の凝縮感とストラクチャーがあり、透明感のあるまろやかな旨味エキスを鉱物的でキメの細かいミネラ ルが支える。

収穫日は10月5日。収量は霜の被害により10hL/haだった。ワイン名のQvevriはジョージア語でアンフォラ（Kvevri）の意味で、ピノ・ド・ラ・ロワールはシュナンブランの別名。今回スペインのアンフォラを使用し、プレスジュースのみを発酵熟成させている。買いブドウはノワイエ・シュル・シェールのブドウ生産者アラン・サレから。
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