サン・ロマン・ブラン 2015 / メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール
( Saint Romain Blanc / Meo Camuzet Frere et Soeurs ) 6129
商品コード:
nomal
フランス、ブルゴーニュ
シャルドネ100%。白ワイン
「Sous Roche(スー ロッシュ)」と「Sous le Chateau(スー ル シャトー)」の粘土石灰質区画で平均樹齢は約30年、醗酵前の葡萄液を購入して醸造しています。新樽率20%の樫樽で醗酵から熟成まで行います。ミネラル豊かで直線的、軽い樽のニュアンスがリッチな印象を与えています。とてもチャーミングな味わいですが、熟成できるポテンシャルも秘めています。
2015年ヴィンテージの概要
2015年は6~7月は猛暑のように暑かったが8月になると適度に雨が降り畑に潤いがもたらされたので特に大きな問題にはならなかった。雨の影響で成熟がストップする恐れもあったが水分が得られたことで葡萄の実は大きくなり、さらに8月末に暑さが戻ったおかげで成熟も早まったので9月3日から本格的な収穫を開始した。私たちのドメーヌでは収穫を2段階に分けて行い、ピノノワールの成熟スピードが最も早い区画については9月3~5日、残りは葡萄の成熟を待って9月8~11日に収穫。シャルドネは早熟な区画は8月31日から収穫して残りは9月6~7日に終えた。収穫した葡萄は自然糖度も高く素晴らしい状態で醸造もスムーズに進んだ。2015年というヴィンテージは2005年と2009年を合わせたイメージで凝縮感は同じレベルかやや強いくらいあり、滑らかな舌触りのフレッシュな果実味を感じ、その後にバニラやチョコレート、甘草のような甘く香しいアロマが広がる。どちらかと言えば2005年にやや近い印象で2005年に近いということは将来の展望は明るく長期熟成が期待でき、2009年のような早くから飲めるような魅力もあるが本当の飲み頃にはまだ時間が掛かる。
ジャン ニコラ氏による2015年の試飲コメント
最初は軽く還元香があり木の香りも感じられる。続いてフレッシュさを感じさせるライムのような柑橘系の香りがやってくる。香りからは酸っぱいイメージを感じるが口当たりはとてもたっぷりとしていてエレガント、直線的で繊細な味わいがアフターまで続く。とても期待が出来るヴィンテージだがもう少し柔らかくなるまで・・・2020年まで熟成させればより良くなるだろう。
インポーター:フィネス