ポマール 2015 / メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール
( Pommard / Meo Camuzet Frere et Soeurs )
商品コード:
nomal
フランス、ブルゴーニュ
ピノ ノワール種100%。赤ワイン
「Les Tavannes(レ タヴァンヌ)」「La Vache(ラ ヴァッシュ)」「Les Vignots(レ ヴィノ)」「La Riotte(ラ リオット)」の4区画の葡萄を使用。南東向きの粘土石灰質で古木が多いため平均樹齢は70年になります。買い葡萄をドメーヌ物と同じく選別、100%除梗した後コンクリートタンク醗酵、新樽率30%で樽熟成します。滑らかな口当たりでスパイシーな甘草のような甘味、ポマールらしいぎっしり詰まった凝縮感がありますが、まだ固さが残るので少し熟成を待ちたいところです。
2015年ヴィンテージの概要
2015年は6~7月は猛暑のように暑かったが8月になると適度に雨が降り畑に潤いがもたらされたので特に大きな問題にはならなかった。雨の影響で成熟がストップする恐れもあったが水分が得られたことで葡萄の実は大きくなり、さらに8月末に暑さが戻ったおかげで成熟も早まったので9月3日から本格的な収穫を開始した。私たちのドメーヌでは収穫を2段階に分けて行い、ピノノワールの成熟スピードが最も早い区画については9月3~5日、残りは葡萄の成熟を待って9月8~11日に収穫。シャルドネは早熟な区画は8月31日から収穫して残りは9月6~7日に終えた。収穫した葡萄は自然糖度も高く素晴らしい状態で醸造もスムーズに進んだ。2015年というヴィンテージは2005年と2009年を合わせたイメージで凝縮感は同じレベルかやや強いくらいあり、滑らかな舌触りのフレッシュな果実味を感じ、その後にバニラやチョコレート、甘草のような甘く香しいアロマが広がる。どちらかと言えば2005年にやや近い印象で2005年に近いということは将来の展望は明るく長期熟成が期待でき、2009年のような早くから飲めるような魅力もあるが本当の飲み頃にはまだ時間が掛かる。
ジャン ニコラ氏による2015年の試飲コメント
香りは開けたてから魅惑的で圧倒的なフランボワーズのニュアンス、赤ワインとしては珍しい白い花のフローラルな印象も感じられる。厳しいニュアンスは全くなく肉厚な果実味が酸味を柔らかく感じさせ、チャーミングな味わいがアフターまで続く飲みやすい仕上がり。無論、ブルゴーニュのワインを若いうちに飲むのは通常は難しいのだが、暑かった天候の影響を受けて深みを備えたチャーミングさがあるこのワインは、他のキュヴェよりも早い2018年から飲めるようになるだろう。
インポーター:フィネス