VdT ルージュ・ド・コース 2016 / ル・プティ・ドメーヌ・ド・ジミオ
( Rouge de Causse / Le Petit Domaine de Gimios )
商品コード:
nomal
フランス、ラングドック、サンジャン・ド・ミネルヴォワ
品種: アリカント、アラモン、グルナッシュ、 カリニャン、テレット、リヴラン、 ギュイサスなど 赤ワイン
樹齢: 156年
土壌: 砂岩混じりの灰色泥灰土
マセラシオン: スミマセラシオン ステンレスタンクで15日間
醗酵: 自然発酵 ステンレスタンクで19日間
熟成: ステンレスタンクで10ヶ月
2013年に畑を交換した時は「ジミオのワインになるまで7年はかかる」とアンヌ・マリーは言っていたが、4年目の2016年で、もうほぼワインはジミオのスタイルにまとまっている感がある!ピエール自身は、ビオディナミの効果が出始めていると言うが、それにしてもあの樹齢 150年を超える、強烈な個性を持った土着品種のブドウで、よくこれだけの上品なワインがつくれたものだとただただ感心させられる!ワインは2015年同様に果実に凝縮感のある長熟タイプに仕上がっている!今回はルージュ・フリュイとの個性の違いもはっきり出ていてとても興味深い!今飲むのであればジビエと合わせたい極上のワインだ!
ミュール、ブルーベリージャム、シソの葉、甘草、カカオの香り。ワインは滑らかかつ濃厚で淑やかな果実の凝縮味があり、チャーミングな酸と洗練されたミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が優しく引き締める!
収穫日は9月16日。収量は20hL/ha!
2016年は病気がほとんどなかった当たり年!畑は樹齢が150年を優に超えていて、3割近くが希少性の高い土着品種!ルージュ・ド・コー スのCausseはカルスト台地のことを指す!SO2無添加、ノンフィルター!
ル・プティ・ドメーヌ・ド・ジミオ
Le Petit Domaine de Gimios
生産地
ベジエ市からカルカッソンヌ市に向かう途中、北側の丘陵地に沿ってサンシニアン、ミネルヴォアとラングドック地方を代表する名産地が広がる。
サン・ジャン・ド・ミネルヴォワ村はその2つの産地にちょうど挟まれるよ うに位置する。
隆起したプレートが織りなす複雑な台地、長い年月をかけて河川が浸食した、まるでグランドキャニオンを思わせる壮大な地形は、この地域独特の光景で目を見張るものがある。
天然甘口ワインで有名な産地 のひとつで、他に類を見ない芳香とフルーティさを兼ねたミュスカを産出することで定評がある。
歴史
1995年にブドウ畑を購入して以来、アン・マリー・ラヴェイスはブドウの古樹に息吹を吹き返すがごとくビオディナミ農法を実践し続けている。
彼女のヴィオディナミ歴は古く、遡れば30年前の、彼女が以前まで続けていたフルーツ菜園農家の時代までたどることができるという。
残念ながら、農場は1993年の山火事により全焼 してしまったが、これを転機に彼女はもともと興味を抱いていたワイン作りに人生を注ぐこととなる。
生産者
現在はアン・マリー・ラヴェイスと息子のピエールで4.5haの畑を管理している。
赤白共に品種はサンソー、 アリカント、テレット、ミュスカ・プティ・グレンなど土着のもののみで、ほとんどのブドウの樹が100年を 超えている。
彼女のブドウ畑のまわりには隣接する畑が無く、ビオディナミを実践するには格好のシチュエーシ ョンである。
フルーツ菜園農家だった経験を生かし、ブドウの樹ひとつひとつの観察には特に注意を払う。
ブドウ畑に撒く散布剤は、ビオディナミゼの時に必要な調剤のみ!と彼女の徹底した自然有機農法は、参考のため遠方から視察に訪れるワイナリーも後を絶たない。
収穫は1世紀を経たブドウの樹から搾り出されるブドウのエキスは微量で収量調整の必要が無く、毎年10~14hL/haの収穫量で収まる。
ブルゴーニュのグランクリュクラスで30hL/ha 前後の収穫量が平均ということを考えると驚異的な少なさだ。
醸造方法は至って自然派。「私は昔 から農家であったから、栽培のプロではあってもワイン作りはまだまだ素人」と謙遜するアン・マリーは、自分がエノロジストでなく醸造の素人だったからこそ昔ながらの作り方、自然派のワインに抵抗無く耳を傾けることができたと現在を振り返る。
自然酵母、ノンフィルター、SO2無添加(白は必要があればごく少量)添加で奇跡のワインをつくり出す。