フランス、ロワール
品種： ピノノワール、ピノムニエ　赤ワイン
樹齢： 35年平均
土壌： シリス混じりの石灰質・粘土質
マセラシオン： スミマセラシオン ファイバータンクで15日間
醗酵： 自然酵母で1ヶ月
熟成： 古樽で30ヶ月

2015年の赤は収穫時に雨に当たった年。夏が暑く乾燥していたので、収穫時に降った雨は恵みの雨となった。この雨によりブドウが水分と土壌のミネラルを十分吸収し、ワインはエレガントでありながらストラクチャーがある味わいに仕上がった。ちなみに、エレガントなワインが好きなレイナルドは、今飲むとしたらランスミよりもこのリヴ・ドロワットが断然好みとのこと。アルコール度数が12％とやや低いが、果実のコクと凝縮したミネラル感がぎっしりと詰まっていて、まるでコート・ド・ニュイのワインを彷彿させる存在感がある。彼が言うには、2007年や2012年、2015年など地中のミネラルを十分に吸収した年のピノムニエには、Tabac blanc（花たばこ）の香りがあるそうだ。

グリオット、ラディッシュ、バラ、青竹、 タバコの葉、お香の香り。ワインはしなやかでストラクチャーがあり、コクのある凝縮した果実味をチャーミングな酸と筋肉質なミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が引き締める。

収穫日は9月20日。収量は30hL/ha。
ブレンド比率はピノ60%、ムニエ40%。
ワイン名のRive Droiteは「右岸」という意味で、レイナルドの赤の畑で唯一ロワール川の右岸にあることから命名された。Clos BelleCroixは畑の名前で白に隣接する。 SO2無添加！ノンフィルター。