フランス、ロワール
品種： 60%ムニュピノ、20%シャルドネ、20%ソーヴィニヨン、ピノグリ、ロモランタン 白ワイン
樹齢： 22年
土壌： シリス（硅砂、硅石）
マセラシオン： なし
醗酵： 自然酵母 ファイバータンクで1ヶ月
熟成： 古樽600L、228Lで30ヶ月 ファイバータンクで2ヶ月

2017年は霜の被害により収量は30％減。品種の構成は前年同様シャルドネ、ソーヴィニョンなどの早熟品種の量が少なく、ムニュピノ、ピノグリ、ロモランタンなどの晩熟品種の割合が多い。この年は収量が少なかったこともあり、中身がぎっしりと詰まった骨太なワインに仕上がっている!透明感がありながら最初のアタックにしっかりとしたボリュームを感じ、その後タイトなミネラルがエキスの内側からじわっとせり上がり、そのまま長く余韻に続く！
レイナルド曰く、当たり年のテール・ド・シリスのイメージは図形にすると丸と三角、つまり、最初に丸く完熟した果実のふくよかなエキスが口に広がり、後から三角のように尖った鋭く尖ったミネラルが余韻をタイトに締めるようなかたちが理想とのこと。今回のテール・ド・シリスはまさにその理想の形に収まっている。

アプリコット、ニワトコの花、ジェネピ、タルトタタン、ピート、キャラメル、ヨーグルト、ブリオッシュの香り。ワインはピュアかつ凝縮したダシのような旨味エキスにはっきりとした輪郭があり、鉱物的なミネラルと骨格のある酸がきれいに溶け込む。

収穫日は9月20日。収量は霜の被害により25hL/haと減収！
ワイン名通り、100%シリスの土壌から出来上がるワインはピュアでクリスタルな味わいが特徴！醸造は早熟なブドウ同士、晩熟なブドウ同士と分けて仕込み、熟成途中でブレンドしながら最後に全てのワインをアッサンブ ラージュしている。
SO2無添加。ノンフ ィルター。