VdF ブラン・ブリュタル 16-17 / レ・ヴィーニュ・ド・ババス
( Brutal Blanc / Les Vignes de Babass )
商品コード:
nomal
フランス、ロワール
品種: シュナン・ブラン 白ワイン
アルコール度: 12.5%
王冠栓使用
ナヴィーヌ2016年と2017年は、それぞれ糖分が残った状態で発酵が止まっていたため2018年にブレンドし再発酵させ、22g程度の残糖で瓶詰めして、2019年10月末にデゴルジュマン。ブレンドのためナヴィーヌではなくブリュタルを名乗っています。王冠で留めていますが、ほぼガスは感じられず、ピリピリと舌にあたる程度です。
薄濁りのやや濃い黄色。りんごのコンポートや蜜、ドライにしたパイナップルやマンゴー、アプリコットなどを想わせる詰まった果実の香り。有機のりんごジュースやコンポートのような凝縮感のある果実の甘い風味がほどよくアタックに感じられ、完熟のアプリコットや洋梨のコンフィチュール、ミラベルなど凝縮感のあるフルーツを想わせるしっかりとした味わいながらも、新鮮な果実のニュアンスや酸も感じられ充実感と軽やかさを兼ね備えた印象です。また僅かに酸化的な擦りりんごのような風味が垣間見え、奥行きを与え抑揚を感じさせます。酸味のあるカンパーニュのようなパンに甘さ控えめのりんごや洋梨のコンフィチュールを乗せたり、完熟した果実の甘みに僅かに蜂蜜を垂らしたようなイメージが浮かびます。
2020年8月に販売したアイテムの再入荷となります。前回販売時は、ほぼガスは感じられずピリピリと舌にあたる程度でしたが、約2年間の熟成過程で発酵が進みピリピリと微細なガスが舌を刺激する微炭酸で、凝縮感のある果実の風味にそれほど変化はありませんが、有機のりんごジュースを想わせるような甘やかな印象からやや辛口傾向のスッキリ感のある甘酸っぱい味わいへと変化しています。
ナヴィーヌ2016年と2017年は、それぞれ糖分が残った状態で発酵が止まっていたため2018年にブレンドし再発酵させ、22g程度の残糖で瓶詰めして、2019年10月末にデゴルジュマン。ブレンドのためナヴィーヌではなくブリュタルを名乗っています。
ややオレンジがかった濃い黄色。りんごやアプリコット、洋梨のコンフィチュール、蜂蜜など充実感のある果実や芳醇な香りに、シナモンのようなスパイスの香りが仄かに感じられます。
香りからも伺い知れるように、凝縮感のあるフルーツやアップルパイなどを想わせるしっかりとした風味に新鮮な果実のニュアンスが溶け込みながら、軽快感を想わせる弾むようなガス、新鮮なりんごをかじったような酸と共に大きく膨らみ、徐々に擦りりんごやドライアプリコットのような風味が感じられ、深みや奥行きを与え抑揚を感じさせます。
張りのあるフルーティーな酸や微細なガスが感じられることで飲み心地は軽く引き締まった様子を引き出し、重厚感や奥行きのある風味をバランス良く支えています。
アフターに仄かに乳酸的なまろやが感じられ、サワーブレッドのような酸味のあるパンに甘さ控えめのりんごのコンフィチュールを乗せたり、カッテージチーズやサワークリームに蜂蜜やフルーツを合わせたようなイメージが浮かびます。
レ・ヴィーニュ・ド・ババス
Les Vignes de Babass
セバスチャン・デルヴュー
18歳からブドウ畑で働きながら栽培の学校に入学、2年間在学した後に普通のワイナリーに就職しました。そこで栽培と醸造の責任者を3年間務めました。
その当時にマルクアンジェリと出会い、ブドウの栽培とワイン造りに関して大きく影響を受け、彼のようなワインを造りたいといった気持ちを抑え切れず退職、自身のワイナリーを立ち上げる準備を始めました。
2010年に解散したグリオットの生産者の1人です。
一人はパトリック・デプラ。
もう一人はこのセバスチャン・デルヴュー。
成長著しい彼らの会社は、やがては税金対策のため設備投資を増やすことになり、その設備を稼働させるためにブドウを他からも購入し、自分たちがコントロールできる範囲を超えて不本意な手順でワインを造ることになるかも知れないと判断し惜しまれつつも解散となりました。
それぞれ別の蔵元を立ち上げ小さなドメーヌとして再出発しましたが、二人の関係は今も全く変わっておりません。