ビュジェ・セルドン・メトード・アンセストラル・ロゼ・ペティヤン 2019 / ラファエル・バルトゥッチ
( Bugey Cerdon Methode Ancestrale Rose Petillant / Raphael Bartucci ) 5822
商品コード:
nomal
フランス、サヴォワ
メトード・アンセストラル Methode Ancestrale
品種: ガメイ主体、プールサール 発泡ロゼワイン、やや甘口
畑: 2ha 粘土石灰質
栽培: ビオロジック
収量: 50~60hl。収穫は、20人で朝3h、午後3hを5日間。
他の生産者とは違う浅い容器に平にブドウを並べ、潰れないよう気をつける。
果皮にキズが付いて酸化が始まると、酸化防止剤が必要になるのを防ぐため。
醸造、熟成: 発酵中に酸味は落ち着くとの理由からマロラクティック発酵はなし。
収穫したブドウをタンクでアルコール発酵させ、残糖を残し発酵中の果汁を2~0度近くまで冷却して発酵を中断させビンに詰めて王冠で留めます。
その後、2ヶ月ビンを立てた状態(立てる方が発酵が遅く泡が細かくなるため)でゆっくりと再発酵させる。(ビンを寝かせる生産者は3週間で終わる)
王冠でガスが逃げないようになっているため泡が液体に溶け込む。
アルコール度数が8%になったところで味わいのバランスを確認、再びろ過をしながら最後のビン詰めを行い完成。
この処理には、ガスが逃げないようガス圧よりも高い圧力をかけながらビン詰めできる特殊な機械を使用。
ややオレンジがかった苺ゼリのーのような色合い。きめ細かい泡立ちで、パチパチと音を奏でながらグラスの表面に広がったピンクの泡は液中へとゆっくり溶け込んでいきます。赤い果実のフルーツキャンディーのような甘やかな香りや、熟した苺や佐藤錦にようなさくらんぼ、姫りんごや赤いプラムを想わせる果実香が感じられます。口に含むとシルキーで柔らかな泡と共に香り同様の果実の風味がふわっと広がり、泡は綿飴にようにすっと消えていきます。それと同時に果実味はより明確に大きく膨らみ、引き締まった弾けるような酸と一体となり喉へと流れます。一つの果実の印象が突出するのではなく、香りに感じられた完熟した苺や赤い果皮を持つ果肉の黄色いさくらんぼなどがバランス良く混ざり合い、アフターに僅かに残る塩味や赤い果皮のタンニンが感じられ、可愛らしいイメージだけでなく少し落ち着いて大人っぽい雰囲気を感じさせます。