VdF ロルモー・デ・ドゥ・クロワ・ブラン 2018 / ピエール・オリヴィエ・ボノーム
( L’Ormeau des Deux Croix Blanc / Pierre-Olivier Bonhomme )
商品コード:
nomal
フランス、ロワール、シュヴェルニー
品種: シュナンブラン 100% 白ワイン
樹齢: 39年
土壌: 粘土質・シレックス
マセラシオン: なし
醗酵: 自然酵母で10ヶ月
熟成: 古樽400L、300Lで12ヶ月
アルコール度: 13%
2017年は春の遅霜の被害により全滅…。2年ぶりのリリースとなるロルモー・デ・ドゥ・クロワ。2018年は久々に収量に恵まれた当たり年。収穫したブドウも傷ひとつなく完璧だった。一方、醸造面では発酵がなかなか終わらず、終盤で少し残糖がある状態で発酵が止まってしまった。その後も再発酵を待ったが、酵母の動く気配がなかったため、最終的に4g/Lの糖を残したまま目の細かいフィルターをかけ瓶詰めした。出来上がったワインは、口に入れた途端やさしい甘味に包まれた白い果実のリッチな旨味エキスが広がり、後からキュッキュと口の中で音がしそうなくらいチョーキーで緻密なミネラルが骨格を支える。完全辛口であれば鉱物感が硬く強すぎたかもしれないが少量の残糖によりうまく緩和され、結果的に絶妙なバランスを演出している。
完熟オレンジ、パイナップル、アカシア、モミの木、パネトーネ、火打石の香り。ワインはフルーティーで透明感のある白い果実の旨味がぎっしり詰まっていて、ほのかに甘みのあるエキスに線の細い強かな酸、緻密でチョーキーなミネラルきれいに溶け込む。
収穫日は9月15日。収量は40 hL/ha。ブドウは100%ボノームの自社畑。ワイン名は昔からある区画の名前。残糖は4 g/L。SO2は瓶詰前のスーティラージュ時に20mg/L添加。再発酵防止のため目の細かいフィルターを掛けている。