フランス、ローヌ
品種： マルサンヌ100% 中辛口白ワイン
樹齢： 45年
土壌： 花崗岩質
マセラシオン： 無し
醗酵： 自然酵母で24ヶ月
熟成： 1/3ファイバータンク、2/3古樽で20ヶ月その後アッサンブラージュし ファイバータンクで4ヶ月
※王冠キャップですがペティアンではあ りません。

ラ・ターシュ最後のミレジム！前年同様に発酵が全て終わらなかったため、再発酵のリスクも考えてボトルはスパークリングの瓶、キャップは王冠にしている。2015年はブドウが完ぺきだったにもかかわらず、醸造に苦労した年だった。醸造中は、発酵が途中で止まったことに加えボラティルやマメ問題にも悩まされた…。当時は 2016年の夏にする予定だったが、発酵が終わっていなかったため瓶詰めを翌年に見送った。最終的に2年の熟成を経た後、残糖を 27g/L 残したまま瓶詰めを決行したが、その後すぐにマメが強く出たためリリースを延期…。カーヴにて6ヶ月の瓶熟を経てマメが落ち着いたタイミングで輸入。さらに日本で1年ほど寝かせ、計3年半を経てやっと リリースに至った。出来上がったワインは、当初感じたマメが嘘のように消えていて、微かに微発泡で、ブドウのエキスがたっぷりと感じられる甘酸っぱくキュートな味わいに仕上がっている。サンジョセフの急斜面の一等地のブドウでつくっただけあってワインにポテンシャルがあり、酸が落ち着きまだまだ進化しそうな予感がする。最後の最後までプテウス・ヴィデレ「なるようになるさ！」の名前を裏切らなかった魅惑たっぷりなワインだ。

パイナップル、スターフルーツ、ニワトコ の花、黄色いバラ、フェンネル、メントー ルの香り。ワインはほんのりクリスピーか つフルーティで甘酸っぱく、ネクターのよ うな白い果実の甘味を鋭く強かな酸がじ わっと突き上げる！余韻にミントのような 爽やかなフレーバーが残る！

収穫日は9月30日。2015年は豊作だが、それでも収量はたったの25hL/haしか取れていない。残糖は23g/L。ワイン名はラテン語で「なるようになるさ！」と言う意味。発酵が途中で止まってしまい、その後ワインがどのように動くか分からないことからこの名前を付けた。
SO2無添加！ノンフィルター。