フランス、ルーション
品種： カリニャンルージュ、カリニャンブラン、カリニャングリ他、カリニャン亜種4種類 　赤ワイン
樹齢： 141年
土壌： シスト
マセラシオン： スミマセラシオンカルボニック セメントタンクで3週間
醗酵： 自然酵母で1ヶ月
熟成： ステンレスタンクで10ヶ月
王冠栓

ジョンの持つ一番古い樹齢のカリニャンからつくられたワインで、カリニャンノワールが主体だが、それ以外にカリニャングリ、カリニャンブランなど7種類の異なるカリニャンの亜種が混植されている。2015年は極度の日照りでほとんど雨が降らなかったにもかかわらず、さすがは樹齢100年を超えるブドウだけあって、水不足の影響 はほとんどなかった。今回はペー・キャトル同様にスミマセラシオン・カルボニックで仕込んでいる。出来上がったワインはカリニャンとは思えないほどエレガントでフィネスがある。危うさはあるが、艶やかな果実味とシスト土壌から来る、刺すような硬いミネラルとの塩梅が超絶妙で、口に入れた途端思わず唸ってしまう!このマメットが最後のヴィンテージだと思うと本当に残念でならない…。今飲んでも美味しいが、できれば早く飲まずにあと何年か寝かせてほしいワインだ。

グリオット、メロン、ザクロ、バラ、松の葉、山椒の香り。ワインはピュアかつミネラリーではっきりとしたストラクチャーがあり、透明感のある艶やかな果実味をじわっと染み入る強かな酸、鉱物的で筋肉質なミネラルが引き締める！

収穫日は9月12日。収量は日照りの影響で15 hL/ha！
ワイン名のMametteはオック語で「おばあちゃ ん」の意味があり、本来の区画名はロング・ガルドだが、100年を超えるブドウ畑にみんながマメットと親しみ を込めて呼んでいるため、そのままワイン名にした！
SO2無添加。ノンフィルター。