フランス、シャンパーニュ
品種： ピノムニエ80%、 ピノノワール20% 　発泡白ワイン
樹齢： 29年平均
土壌： 泥土質・黒土 粘土質・石灰質
一次発酵・熟成： 自然酵母で15日間 ステンレスタンクで9ヶ月半 （シュール・リー）
ブレンド瓶内二次醗酵熟成 ： ブレンドなし （100%2015年のワイン） 瓶内発酵で3年4ヶ月
デゴルジュマン： 2019年11月

2015年は、日照量に恵まれた2007年に匹敵する当たり年。8月下旬に降った雨の影響で、ブドウの破裂や一部灰色カビ病の被害もあったが、厳格な選果を行った結果、質の高いシャンパーニュに仕上げることができた。ワ インは前年よりもさらにミネラリーで旨味をしっかりと感じる。味わいは複雑で、アペリティフというよりはむしろじっくりとグラスに向き合うようなタイプのワインに仕上がっている。ガス圧も、アナリズ上は7.6気圧あるが、実際の口当たりはとても繊細で、細かい泡がきれいにワインに溶け込んでいる。余韻に残る塩辛いミネラルも心地 よく、素材の味わいを生かしたシンプルな魚介料理と合わせてみたい本格的なシャンパーニュだ。

みかん、焼きリンゴ、レーズン、ハチミツ、クルミ、アーモンド、ブリオッシュの 香り。泡立ちは優しく繊細で、塩気のある凝縮したエキスとスレンダーな酸が複雑に相重なり、余韻に滋味深い ミネラルが長く残る。

収穫日は9月19日~20日。収量は82hl/ha(11000kg/ha）。
シャプタリゼーションは一切なし！ティラージュの酵母の添加量を減らし長期瓶熟を 経ることによって繊細でキメ細やかな泡立ちを実現した。
6g/Lのドザージュ。SO2は収穫後とマロ後、瓶詰め前に合計20mg/L添加。