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アルザス・ゲヴェルツトラミネール 2017 / ドメーヌ・ガングランジェ
( Alsace Gewurztraminer / Domaine Ginglinger ) 5447

¥3,795 税込
商品コード: nomal
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フランス、アルザス、ファッフェンハイム
品種: ゲヴュルツトラミネール 白ワイン
樹齢: 52年
土壌: グレ・ローズ(ピンクの小石) 混じりの石灰質・粘土質
マセラシオン: なし
醗酵: 自然酵母で6ヶ月
熟成: 25hLのフードルで11ヶ月

ブドウの一部を「ボワミ」という尺取虫に芽を食べられたが最終的に質量共に恵まれた当たり年だった。当初は昨年リリースするはずだったが、還元が強かったためリリースを見送り、2年の瓶熟を経てやっと還 元が取れた。ガングランジェ曰く、2017年はアルコール度数14.5%ありながら酸に恵まれた当たり年とのこと。ワインはヴィヴィッドで力強くジンジャーのようなスパイシーさがある。一方で酸に恵まれたおかげか、アルコール度数が高いにもかかわらずグレープフルーツのような柑橘系の軽快さがある。彼の言う通り2017年のゲヴュルツは、当たり年に相応しい貫禄と、その対極にある爽やかさが融合した面白いワインに 仕上がっている。

グレープフルーツ、はっさく、ライチ、カモミーユ、フェンネル、ハチミツ、カテキンの香り。ワインはスパイシーかつヴィヴィッドで勢いがあり、柑橘系の心地よい苦みを含んだエキスをシャープな酸と洗練されたミネラルがタイトに締める。

収穫日は9月13日。収量は40hL/ha。残糖2.3g/Lの辛口!
2017年は質量共に恵まれた当たり年!前年はマセラシオンで仕込んだが、今回はまた通常のスティルワインとして仕込んでいる。
SO2無添加!ノンフィルター。

ドメーヌ・ガングランジェ
Domaine Ginglinger


アルザス地方のコルマール市から南に10km ほど南下した小さな村ファッフェンハイムにジャン・フランソワのワイナリー「ドメーヌ・ガングランジェ」がある。
ドメーヌの西側は傾斜の急な丘陵地が南北 170kmに渡り連なり、東向きに面したアルザスワインの銘醸地が帯のように連なる。その丘の中腹に彼のブドウ畑は集中する。
気候は半大陸性気候で、西のボージュ山脈が海洋性気候をせき止める影響で風は穏やかだが、一年中乾燥しており、冬は寒く、夏は非常に暑い。春秋は朝夕の気温の寒暖差で付近を流れるライン川の支流からしばしば霧が運ばれる。

ジャン・フランソワの父がすでにブドウ栽培農家だったので、物心ついた時から父の仕事を手伝っていたという。醸造の学校を卒業して1990 年、老齢のため半引退となった父の後を継ぐ。
引継いだ当時はまだ農協にブドウを売って生計を立てていたが、1996年従兄弟のシュレールの影響でビオの農法に目覚め、再びビオを学ぶために学校に通う。翌年の1997年は、マルセル・ダイス、ジェラール・シュレール、トリンバッハ等が集まるビオディナミの勉強会に参加し、 以降、畑の農法にビオディナミを取り入れることとなる。
(勉強会は毎年開かれ、現在も続いているという)1999年、父の完全な引退と同時にドメーヌ・ガングランジェを起ち上げ、自らのワインを作り始める。
同年、エコセールの認証、そして、2001 年にデメテールの認証を取得し現在に至る。

現在、ドメーヌはオーナーであるジャン・フランソワが一人で管理している。( 仕事が間に合わない時は時々季節労働者数人が手伝いに入る)
彼の所有する品種は、赤はピノノワール、白はリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、ピノブラン、ミュスカ、ピノオーセロワ、シルヴァネールである。
畑の仕事にビオディナミを積極的に取り入れ、土壌とブドウの樹にとっての最高のバランスを常に追い求める。
ビオディナミはもちろん畑だけではなく、瓶詰タイミングなどの醸造面にもおよぶ。
アルザスの伝統大樽「フードル」でワインを仕込み、天然酵母、酸化防止剤も最小限に抑えられた、いわば自然派タイプのワインを作る。

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