VdF ジグ・ザグ・ルージュ 2014 / ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
( Zig Zag Rouge / Domaine Les Deux Terres )
商品コード:
nomal
品種: シラー50%、グルナッシュ40%、 メルロー10%
樹齢: 19年~42年
土壌: 玄武岩・石灰質・粘土質
マセラシオン: ステンレスタンク シラー:20日間 グルナッシュ:10日間 メルロー:14日間
醗酵: 自然発酵 シラー:25日間、 グルナッシュ:20日間 メルロー:32日間
熟成: アッサンブラージュ後 古樽で7ヶ月
イチゴジャム、ダークチェリー、デーツ、スミレ、シャクヤク、甘草、アーモンドの香り。ワインは滑らかかつスパイシーで、凝縮した硬質なミネラルと優しいタンニンをまろやかな果実味が包み込む。
収穫日はメルローが9月11日、シラーが 12、13日、グルナッシュが16、17日、21日。 収量は45 hL/ha平均
ワイン名は「紆余曲折」で、初リリースのワインの状態が落ち着くのに時間がかかったことからこの名前が付けられた。
SO2無添加、ノンフィルター。
今回のジグ・ザグは、絹のように滑らかな果実味とスパイシーさ、そこに微妙にガスが残っている未だか つてない味わいに仕上がっている!ガスが抜けると、イチゴジャムのような甘い香りが上がり、果実の滑らかさが一段と際立つ。2時間くらい経つと、一時的に豆臭が見受けられるかもしれないが、そのまま崩れることはなく、時間が経つにつれてきれいに落ち着いてくる。
ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
Domaine Les Deux Terres
マニュエル・クナンとヴァンサン・ファルジエが最初に出会ったのは1998年、ミラベルにある農業学校で、ヴァンサンは当時農業学校にある畑とカーヴの仕事に従事し、マニュエルは自分でワイナリーを立ち上げる準備の一環として学校に通っていた時だった。
2人はその時に意気投合し、いつか一緒にワイン造りを行うことを誓う。
2000年に学校を卒業したエマニュエルは、コトー・デクス・アン・プロヴァンスにある、ドメーヌ・グロージュの醸造責任者として働き、その翌年の2001年、マニュエルの強い説得と推薦で、ヴァンサンは農業学校を退職し、ドメーヌ・グロージュの栽培責任者として加わる。
2004年、ワイン哲学の違いからエマニュエルがドメーヌを退職し、ヴァール県のサン・マキシマンにあるドメーヌ・デファンの醸造栽培責任者として働き始める。
そのマニュエルを追うように、同年ヴァンサンがドメーヌ・グロージュを辞め、同じくサン・マキシマン付近にあるドメーヌ・トリエンヌ(デュジャックのジャック・セイスとDRCのオベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたドメーヌ)の醸造栽培責任者として働き始める。
ドメーヌどうしが近く、交流が深かったことから、また再び二人は毎日顔を合わせることとなる。
2008年、満を持したマニュエルがヴァンサンにドメーヌ立ち上げのプロポーズをし、一足先にアルディッシュに戻り3haほど畑を購入する。
2009年、ドメーヌ・トリエンヌを退職したヴァンサンもアルディッシュに戻り、父親が持つ畑5haを引き継ぎ、ドメーヌ・レ・ドゥーテールをスタートさせる。
ビニュロン家系のだったヴァンサンとビニュロンの家系でなかったマニュエルが二人三脚で経営する、レ・ドゥーテール。マニュエルがリュッサックにある3haの畑、ヴァンサンがミラベルにある5haの畑を所有し、醸造栽培は2人で管理している。
(他にヴァンサンの父親が畑、マニュエルの妻が事務の仕事を手伝う)
彼らのもっとうは、「消費者が喜ぶ自然派ワインを造る」こと。
ワインの欠点に一切の妥協は許さず、常にコストパフォーマンスの高いワインを造り上げるために、テイスティングなどお互いの厳しいチェックは欠かせない。
レ・ドゥーテール「二つの土地」というドメーヌ名には、2人の才能、2人のそれぞれのテロワールの異なる葡萄を持ち合わせ、1つの素晴らしいワインを造り上げるという彼ら一心同体の強い思いが込められている。