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VdF レ・クロス・ブラン 2019 / ノー・コントロール
( Les Crosses Blanc / No Control )

¥4,125 税込
商品コード: nomal
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フランス>オーヴェルニュ>ル・シェー
品種: 80%シャルドネ、20%ピノオーセロワ、シルヴァネール、ソーヴィニヨンブラン 白ワイン
樹齢: 6年~17年
土壌: 風化した砂状の長石
マセラシオン: なし
醗酵: 自然酵母で1ヶ月
熟成: 5hLのジャー(?器の壺)と2年樽 300Lで12ヶ月
アルコール度:

2019年は歴史的な猛暑と日照りの年だったにもかかわらず、結果的にはブドウの収量も取れ、しっかりと完熟した白の当たり年だった。以前はシャルドネ 100%だったが、2013年に植樹したソーヴィニヨン・ブラン、シルヴァネール、ピノ・オーセロワ一が6年目を迎え、20%ほどアッサンブラージュできるようになった。醸造面では、ステンレスタンクの仕込みから新しく5hLのジャー(?器)を取り入れ、さらにジャーに入り切らなかったワインを300Lの樽で仕込む方法に変えた。出来上がったワインは、口に入れた途端に思わず唸ってしまうくらい白桃の果実感が全開!アルコール度数が14%もあるのに香りと味わいにみずみずしさと清涼感があり、次元の違う美味しさを感じる!ボラティルは 0.8g/L あるが、逆にボラティルが見事な塩梅に落ち着いた、まさにボラティル・ノーブルとも言える非常に魅力的なワインだ。

グレープフルーツ、梨のコンポート、みかん、ニワトコの花、フェンネル、モミ の木の香り。ワインはフルーティーで搾りたての白桃のような果実味が全開に溢れていて、柑橘系の優しい酸、鉱物的なミネラルが染み入るようにきれいに溶け込む!

収穫日は9月20日。2019年は日照りの年だったが、白は60hL/haと大豊作だった!残糖は2 g/L。2018年から10hLのジャーと300Lの樽を使用!
ワイン名Les Crossesは畑の名前で、カ トリック司教の持つ「杖」の意味もあ る!
SO2無添加、ノンフィルター。
ノー・コントロール
No Control


生産地
フランスの「へそ」に例えられる、マシフ・サントラル(中央山塊)に囲まれた中南部の都市クレルモン・フェラン。そこから北に15kmほど上ったところに、ミネラルウォーターで有名なヴォルヴィック村がある。
その村の麓にノー・コントロールの畑があり、ドメーヌはさらに北東へ10kmど向かった小さな町ル・シェー(Le Cheix)の外れにある。
畑の総面積は5haで、標高400m~500mの東から南向きの丘陵地に点在する。
AOCは2011年に新しく昇格したコート・ドーヴェルニュ(Cotes d’Auvergne )だが、ワインのタイプやSO2の量などがアペラ シオンの規定に沿わないため、全てVdFとして仕込んでいる。
火山群によって堆積した土壌は、主に花崗岩 質と玄武岩質で構成され、香り高く果実味がチャーミングで軽快なワインを生み出す。
気候は大陸性気候と山岳気候の両方の影響を受ける。冬は寒く乾燥していて、夏は日差しが強いが、標高が高いおかげで猛暑になりにくい。また、マシフ・サントラルの山々が大西洋から来る雨雲を遮ってくれるため、1年を通して雨の影響 が少ないのも特徴。


歴史
オーナーのヴァンサン・マリーは、ノルマンディーのカーン出身で、ワイナリーの家系ではなく、またオーヴェルニュとは全く無縁だが、畑の価格条件が良く、ピノノワール、シャルドネ、古樹のガメイ・ド・オーヴ ェルニュといった魅力的な品種があること、またあこがれのラ・ボエムやピエール・ボージェのワイン産地であることから、この地を選びドメーヌをはじめている。
彼が最初にヴァンナチュールを知るきっかけとなったのは大学時代、スポーツ経営学を学ぶ傍ら、個人的な趣味で2001年からワインスクールに通い始めた時のことだった。
偶然門を叩いたワインスクールが、たまたまヴァンナチュールに特化した授業カリキュラムだったという全くの偶然を機に、彼はどんどんヴァンナチュールの虜になっていく。
2004年に大学を卒業し、大手スポーツ用品の会社に就職をするも、ワインスクールは継続して通い続けた。そして、2005年彼はワイン仲間を募ってカーンで小さなワインサロンを立ち上げた。
このワインサロンは2008年まで続け、ここでたくさ んのヴァンナチュール生産者と直接知り合うきっかけをつかんだ。
当時彼はスポーツ用品の営業マンだったが、 次第にワインづくりに興味を持ち始める。
2008年、アルザスの本社に転勤になり、スポーツ用品のWebマーケティングを担当する。この時期彼は、より深くヴァンナチュールを学ぶために、余暇のほとんどを生産者訪問に費やした。
そして、ついに2012年、ワイン生産者になる決意を固め、8年間働いた会社を退職した。
会社を辞めてすぐに半年間ジェラール・シュレールで研修を行い、さらに半年間ジュリアン・メイエーでの研修を経て、2013年、オーヴェルニュで2haブドウ畑を所有し、ノー・コントロールを立ち上げる。


生産者
ヴァンサン・マリーは2015年現在5haの畑を一人で管理している。(忙しい時は家族が手伝う)。
彼の所有するブドウ品種は、ガメイ、ピノノワール、シラー、シャルドネの4種類で、樹齢は12年の若木から110年の古樹まで幅が広い。
また、彼自身、アルザスやロワールにゆかりがあることから、近い将来、シルヴァネールやピノオークセロワ、リースリング、ソーヴィニョンブラン、シュナンなど植樹する予定でいる。彼のモ ットーは「自由な発想で、極上のヴァン・ヴィヴァンをつくる!」ことで、基本SO2無添加、ノンフィルターだが、そこも決して型にとらわれずに、生き生きとして、美味しさが弾けるようなワインを目指している。
趣味は、トレイルランニングとサイクリング。サイクリングに関しては、かつてフランス代表候補に選ばれた り、プロサイクリストとしてスカウトされるほどの実力を持つ。

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