バウ! 赤 2018 / ドメーヌ・オヤマダ
( Bow! Rouge / Domaine Oyamada )
商品コード:
品種: カベルネフラン, マスカットベーリーA主体 ムールヴェードル少量
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセラシオン: カベルネフラン、ムールヴェードル2週間 マスカットベーリーA4日間
醗酵: 自然酵母 ステンレスタンク発酵 プレス後古樽発酵
熟成: 古樽熟成
ローズヒップ、イチゴ、タイム、ルッコラの香り。味わいは繊細で伸びやか。野イチゴのような甘酸っぱさと、ほのかな丸いタンニンが、フレッシュかつ優しい印象を与える。例年より軽めでしとやかな味わい。
2018山梨(峡東エリア)
生育初期から梅雨時期までは極めて順調に推移した。その後、8月まで高温乾燥の傾向が続き、デラウェアはかなり熟した状態での収穫となった。9月は台風が2回も接近し、ここで流れが大きく変わった。ブドウの成熟は停滞したが、2016年ほどの玉割れは見られず、比較的健全な状態での収穫となった。後半のブドウの熟度は中~低。前半の貯金で逃げ切った年だった。今年のような、前半の天候には恵まれるが後半大きく崩れるという年が、近年多いように感じている。
2018年は甘く華やかに香り、味わいは繊細でありながら伸びやかな味わいに仕上がっている。 前年に入っていた日向のヴィニフェラは、今回は使用していない。カベルネ・フランは2週間マセレーションしたのに対し、マスカット・ベーリーA は4日間でマセレーションを切り上げ軽めに仕上げ、バランスをとった。
萱刈のカベルネ・フランと上神内川のマスカッ ト・ベーリーAに加え、日向、大久保のムールヴェードル等のヴィニフェラを少量アッサンブラージュ。
萱刈(かやかり):山梨市西字南萱刈。カベルネ・フランでは珍しい棚仕立て
。
上神内川(かみかのがわ):山梨市上神内川東原。品種はマスカット・ベーリーA。棚仕立て。
日向(ひなた):山梨市江曽原日向。垣根仕立て。南系のヴィニフェラの混植。南向きの斜面。
大久保(おおくぼ):山梨市東大久保。棚仕立て。品種はプチマンサン、ムールヴェードル。短梢剪定。谷沿いの南斜面。