フランス、オーヴェルニュ
品種： ガメイ（ボジョレー）95%、 ヴィオニエ、シュナン5% 　発泡ロゼワイン
樹齢： 43年平均
土壌： 花崗岩（グラニットブルー）
マセラシオン： 全房のブドウをファイバータンクで3日間
醗酵： 一次醗酵はファイバータンクで3週間 ビン内醗酵熟成は6ヶ月
デゴルジュマン： 2019年4月

前年のフェスティジャールはボジョレーのガメイが半分で、残りはアルデッシュやオーヴェルニュのガメイも入っていたが、今回はボジョレーのガメイを主体につくられている。パトリック曰く、2018 年は収穫後も暑く発 酵に勢いがあったため、一次発酵の時点でほぼワインが辛口に仕上がり、二次発酵の泡をつくる糖分が不足して しまった、とのこと。そこで急遽発酵途中の過程にあったヴィオニエとシュナンのブレンドジュースをティラージュの代わりに使い、何とか泡をつくることに成功した。クリスピーと言える程度の微発泡で、いつもよりも甘さ控えめな味わいに仕上がっているが、骨格を支える酸のキレもよく、余韻に残る滋味深いミネラルがただのヴァン・ド・ソワフに収まらないテロワールの貫録を見せつける。

フランボワーズ、イチゴジャム、干し芋、桜餅、粘土の香り。ワインはほんのりクリスピーかつフランボワーズのようなほのかに甘い果実味がジューシーで、滋味深く鉱物的なミネラルの収斂味と背後で支える洗練された酸がタイトな骨格を形成する。

収穫日は9月3日。収量は40hL/ha。残糖は4g/L。2018年は瓶内二次発酵を促すため、ほんの僅かにヴィオニエとシュナンのジュースをティラージュ代わりに入れている。買いブドウは南ボジョレーのビオ生産者ジャン=フランソワ・ドゥブーから！
FESTEJARの意味はオック語で「お祭り騒ぎしようぜ！」という意味。
SO2無添加。ノンフィルター。