ヴァンサン・リカール
Vincent Ricard
アンボワーズの醸造栽培学校を卒業、シノンのフィリップ・アリエやクロード・ルヴァスール(モンルイのフランソワ・シデンヌの叔父)で修行を積んだヴァンサンは、1998年以降テーゼ村のドメーヌに戻り父のアランとともに土壌の特長を生かしたワイン生産をするべく働いています。
シェール川沿い丘陵地に位置するドメーヌ・リカールは、5世代続くファミリードメーヌ。
17haを所有するうち12.7haはソーヴィニヨン・ブラン、他はガメィ、カベルネ・フランが植えられています。
南東向きの粘土石灰質土壌の畑で、自然環境を尊重したブドウ栽培を実践しています。
これまでも農薬や化学肥料など使用しない農法でブドウ栽培をしてきましたが、2009年に正式にオーガニック申請をしており、予定では2011年収穫分から“AB”(アグリキュルチュール・ビオロジック)移行中を記載、2012年収穫分からはオーガニックワインとして正式認定されることになっています。
収穫はすべて手作業、自然酵母での醗酵、酸化防止剤はソーヴィニヨン・ブランのフレッシュな美味しさをキープするため入れるが、添加量はできるだけ控えているとのこと。
RVF(ルヴュ・デ・ヴァン・ドゥ・フランス)やルージュ・エ・ブラン(フランスの自然派の優良生産者達を丁寧に紹介する実直な雑誌)での評価も高い、今後の活躍が楽しみな期待の出来る生産者です。
カテゴリ一覧