モルゴン・コート・ドゥ・ピィ・マグナム 1500ml 2017 / ジャン・フォワイヤール
( Morgon Cote du Py Magnum / Jean Foillard ) 4638
商品コード:
nomal
フランス、ボジョレー
品種: ガメイ
樹齢: 28年~90年
土壌: 砂混じりのシスト
マセラシオン: マセラシオンカルボニック 低温にしてセメントタンクで21日間
醗酵: 自然酵母で1ヶ月
熟成: 古樽で11ヶ月
1500ml マグナムボトル
2017年は、コルスレット、エポニム、フルーリーが雹に当たる中、唯一雹の被害を逃れ収量の取れたピィの当たり年。収穫前に降った雨のおかげでブドウは果汁を多く含んでいた。ジャンのワインの位置づけとして、ピィはコルスレットよりも男性的だが、ジャン曰く、今回のワインは相対的にピィの方が女性的に仕上がっているとのこと。確かにジャンの言う通り、比べるとコルスレットの方がボリューム豊かだが、ピィの特徴であるストラクチャは健在で端正な味わいに仕上がっている。また、余韻に長く残る塩味を伴ったミネラル質も心地よく、今飲んでも 美味しさは十分に感じられる。バランスが素晴らしいので今後の熟成もお楽しみに。
ミュール、ブルーベリージャム、グァバ、スミレ、クレソン、甘草、カカオ、醤油、黒鉛の香り。ワインはスマートで上品なストラクチャーがあり、コクのあるしなやかな果実味に塩気のある洗練されたミネラルと繊細なタンニンが きれいに溶け込む。
37hL/ha。例年だとピィが男性的、コルスレットが女性的なワインに仕上がるが、2017年は雹の被害がなく収量が取れたことで、コルスレットよりも女性的なワインが出来た。SO2は澱引きの際に20mg/L添加。ノンフィルター。
ジャン・フォワイヤール
Jean Foillard
現オーナーであるジャン・フォワイヤールは、以前はワインの瓶詰会社で働いていました。
当時、仕事で瓶詰設備のない小さなワイナリーをまわる機会の多かった彼は、マルセル・ラピエール、ギイ・ブルトン、イヴォン・メトラ等、現在活躍する自然派ワインの生産者と深く知り合い、次第に彼らのワイン造りに興味を抱くようになりました。
特にマルセル・ラピエールに影響を受けたという彼は、ジュール・ショーヴェの本を片手に、マルセルのカーヴに足蹴く通いながら独学でワインの醸造を勉強しました。
1981年に彼の義父が畑仕事を辞めたのをきっかけに、畑を譲り受け本格的にワイン造りをスタートさせました。
現在では、マルセル・ラピエールに次ぐボジョレー自然派ワインの代表格の一人となっています。
現在、ジャン・フォワーヤールは11haの畑を4人で管理しています。栽培する葡萄品種はガメイのみで、樹齢は27年~70年、畑は硫黄とボルドー液の散布のみで、100%ビオロジックです。
葡萄の質にこだわり、収穫時の選果は粒レベルで傷んだ葡萄は一切排除します。低温でのマセラシオンで、じっくり時間をかけた仕込みから出来あがるワインはまさに上品の一言。
彼の造り出す果実味豊かでエレガントなワインは、自然派ワインを愛好家以外の人たちからも評価が高く、ワインガイド「ル・クラスマン」をはじめさまざまなガイドで取り上げられています。
2017年8月、息子のアレックス・フォワイヤールが正式に自らのドメーヌを立ち上げ、2016年ヴィンテージより初リリース。