モルゴン・コート・ドゥ・ピィ 2018 / ジャン・フォワイヤール
( Morgon Cote du Py / Jean Foillard ) 4495
商品コード:
nomal
フランス、ボジョレー
品種: ガメイ 赤ワイン
樹齢: 26年~91年
土壌: 砂混じりのシスト
マセラシオン: マセラシオンカルボニック 低温にしてセメントタンクで30日間
醗酵: 自然酵母で1ヶ月
熟成: 古樽で10ヶ月
2018年は収穫の取れた当たり年!ジャン曰く、ミレジム的には2010年を彷彿させるワインが出来上がったとのこと。本来であれば収量に恵まれた年なので、果汁溢れるチャーミングで軽い味わいに仕上がる予定が、今 回のコート・デュ・ピィはコルスレット同様に、ゆっくりとブドウが凝縮していったことで、剥き出しのミネラルが全開のタイトで力強いワインに仕上がったとのこと。
確かにジャンの言う通り、今回のピィは味わいがタイトで一口目に果実味を上回る強烈なミネラルを直に感じる!とてもパワフルな味わいだ。今合わせるのであれば血の滴る鴨肉やチーズ、できればあと5年以上は寝かせてから飲んでほしいポテンシャルの高いワインだ。
ダークチェリー、ブルーベリージャム、スミレ、モロヘイヤ、甘草、プラリ ネ、鉛の香り。ワインはスマートかつ芳醇でタイトなストラクチャーがあり、ボリュームのある艶やかな果実味を染み入るように強かな酸、硬く鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンが支える。
収穫日は9月9日~15日。収量は40hL/ha。
ジャンの顔とも言うべくドメーヌを代表するワイン!
2018年はブドウがしっかりと凝縮したことにより筋肉質で男性的なワインに仕上がった。
SO2は澱引きの際に20mg/L添加。ノンフィルター。
ジャン・フォワイヤール
Jean Foillard
現オーナーであるジャン・フォワイヤールは、以前はワインの瓶詰会社で働いていました。
当時、仕事で瓶詰設備のない小さなワイナリーをまわる機会の多かった彼は、マルセル・ラピエール、ギイ・ブルトン、イヴォン・メトラ等、現在活躍する自然派ワインの生産者と深く知り合い、次第に彼らのワイン造りに興味を抱くようになりました。
特にマルセル・ラピエールに影響を受けたという彼は、ジュール・ショーヴェの本を片手に、マルセルのカーヴに足蹴く通いながら独学でワインの醸造を勉強しました。
1981年に彼の義父が畑仕事を辞めたのをきっかけに、畑を譲り受け本格的にワイン造りをスタートさせました。
現在では、マルセル・ラピエールに次ぐボジョレー自然派ワインの代表格の一人となっています。
現在、ジャン・フォワーヤールは11haの畑を4人で管理しています。栽培する葡萄品種はガメイのみで、樹齢は27年~70年、畑は硫黄とボルドー液の散布のみで、100%ビオロジックです。
葡萄の質にこだわり、収穫時の選果は粒レベルで傷んだ葡萄は一切排除します。低温でのマセラシオンで、じっくり時間をかけた仕込みから出来あがるワインはまさに上品の一言。
彼の造り出す果実味豊かでエレガントなワインは、自然派ワインを愛好家以外の人たちからも評価が高く、ワインガイド「ル・クラスマン」をはじめさまざまなガイドで取り上げられています。
2017年8月、息子のアレックス・フォワイヤールが正式に自らのドメーヌを立ち上げ、2016年ヴィンテージより初リリース。