ドメーヌ・ピック・オーベイル

生産者は植物学者のスティーブ・コロンブ氏で、2004年が初ヴィンテージ。彼は20年以上にもわたり有機野菜を食べて育ってきたため有機農法以外は考えられず、また、自身がそれまで飲んできたワインで感銘を受けたものにはビオワインが多く、その中でも最高のものと感じるワインには、バイオダイナミクスによるものが多かったことで、ブドウ栽培にはバイオダイナミクスを取り入れています。

ワインには酸、ミネラルとフレッシュネスを重視し、必要以上の果実味や重厚さは求めていなく、購入後すぐ飲んでも非常に美味しく飲むことができる軽やかさがあります。しかし、洗練された飲み口とは裏腹に十分に保存熟成に耐えるポテンシャルをもち数年後でも、大変美味しく楽しむことができるのが魅力です。

品種：Carignan noir （黒カリニャン）

ブドウは２つの異なる畑から収穫されたものを使用しています。

１つは標高400Mの北向きの急斜面、シスト土壌の畑から収穫されたブドウを、半分は果房全体を使用して軽くプレスしたもの、残りは果梗をはずしたものを使用。

２つ目は地元で有機栽培を行っている生産者から購入したブドウで、同じくシスト土壌で標高は300Mの畑。こちらは全てステンレスタンクによる発酵。