フランス>ロワール>プイエ
品種: ガメイ 100% 赤ワイン
樹齢: 42年
土壌: シレックス混じり粘土質
マセラシオン: スミマセラシオンカルボニック 40hLの木桶タンクで12日間
醗酵: 自然酵母で28日間
熟成: 15hLの木桶タンク、500Lの古樽で6ヶ月
2019年は、日照りにより収量が減りブドウが凝縮した年だった。ローラン曰く、ブドウの成熟が水不足により遅れていたはずが、収穫直前の4日間で一気に潜在アルコール度数が4%も上がり、慌てて収穫に取り掛かったとのこと。収穫したブドウは、見た目は大きくきれいだったが、実際は果皮が厚くほとんど果汁が取れなかった。醸造は、タンニンのエグミが出すぎないようにマセラシオンを早めに切り上げた。彼自身、この年のガメイは収穫のタイミングを誤りアルコール度数が上がってしまったと後悔していたが、実際にワインを飲んでみると、いやいやローラン節ともいえるいつもの湿り気のあるビロードのような酒質は健在で、アルコール度数14.5%とは
到底思えない果実のしなやかさもあり、良い意味で予想を裏切る驚きのワインに仕上がっている。今飲んでも十分美味しいが、あと数年寝かせるともっと化けそうな…そんなワクワクさせるワインだ。
プルーン、ミュールのジャム、ドライトマト、オランジェット、ナツメグ、黒トリュフ の香り。ワインは滑らかかつ酒質が艶やかで凝縮した果実味が口の中で溶け
るように柔らかく、洗練されたミネラルとキメの細かいタンニンが優しく余韻を引 き締める!
収穫日は9月8日。収量は日照りの影響で24hL/haと40%減!
ワイン名のla pauseは畑仕事の合間の「休憩」を意味し、畑の中でパテを食べながらヴァンドソワフで喉を潤すというイメージがある!
SO2無添加。ノンフィルター。
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