フランス、ロワール、アンジュ
品種: シュナンブラン 白ワイン
樹齢: 20年平均
土壌: 粘土質・シスト
マセラシオン: なし
醗酵: 自然発酵で3ヶ月
熟成: ステンレスタンクで8ヶ月
ジョゼフ曰く、2019年は久々に父親ルネがつくるようなパンチのあるワインができたとのこと。ミレジム的には、2016年 2017年同様に遅霜の被害により
60%減収…。加えて、夏に2度40℃を超える歴史的な猛暑に当たり、収穫したブドウは予期せずして潜在アルコール度数が15%近くまで上がった。仕込み当初は、彼も完全に発酵しきれず残糖のあるワインになるだろうと多少の懸念があったようだ。だが、実際は酵母にそれなりの勢いがあり、またphも3.1とアルコール度数の割に低かったこともあり、ボラティル上昇や発酵のスタッグもなく無事辛口に仕上げることができた。ワインは、ジョゼフの言う通り、アルコール
からくる甘みを十分に感じるくらいのボリューム感があるが、後ろに背骨となるミネラルの骨格と酸があるおかげで、むしろ清涼感すら感じるストラクチャーのはっきりとした味わいに仕上がっている。
正直上のクラスのキュヴェが脅かされそうなくらいポテンシャルの高いワインだ。
黄桃、カリン、スモモ、マンゴスチン、ドライアプリコット、トウモロコシ、カス タードクリームの香り。ワインは芳醇かつふくよかでボリュームのある凝縮したエキスがあり、鉱物的で筋肉質なミネラルと強かで重心の低い酸が骨格を支える!
収穫日は9月25日、26日。収量は霜の被害により15hL/haと60%減!
元々はアンジュ白だが、2016年のアンジュ白が申請が遅れたことでAOCが取れなかった。それ以降AOCの申請を止めVDF Chenin(シュナン)でリリースすることに決めた!
残糖 は1g/L。
SO2は瓶詰前のスーティラージュ後に15mg/L添加。ノンフィルター。
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