フランス、ラングドック、コルビエール、エスカル
品種: グルナッシュ 赤ワイン
樹齢: 71年
土壌: 石灰質・粘土質
マセラシオン: セメントタンクで21日間
発酵: 自然酵母 セメントタンクで14日間
熟成: 40hLの木桶タンクで12ヶ月
2017年は、収量が50hL/haとかつてないほどの大豊作に恵まれた当たり年!前年まで熟成には600Lの古樽を使用していたが、今回は新しく手に入れた
40hLの縦に長い木桶タンクで熟成を試みた。レティシア曰く、600Lの樽は熟成後樽から出してアッサンブラージュする際にワインを動かしてしまうが、木桶タンクはまとめて一つのタンクで熟成させるので、熟成後ワインを動かす必要がなく、さらに樽と同じく酸素を通す効果もあるので、出来上がったばかりのワインのハーモニーの質が全く違うとのこと。確かに、ワインは煮詰めたジャムのような濃厚さがあるが、テクスチャーがとても滑らかで上品な果実味が口の中をスルッとすり抜けるようにしなやか。また、余韻に残るタンニンの収斂味もキメが非常に細かく、ボリューム豊かなワインを飽きさせないひとつの重要なアクセントとなっている。今開けるにはもったいない、熟成にポテンシャルを秘めた素晴らしいワインだ。
ミュール、ブルーベリーのジャム、スミレ、プラリネ、パンデピスの香り。ワインは上品かつしっとりとしなやかで、甘みにも似た果実の濃縮したコクがあり、洗練されたミネラルとキメの細かいタンニンの収斂味が余韻をやさしく引き締める。
収穫日は9月16日。2017年は大豊作で収量は50 hL/ha。
前回は600Lの樽で熟成を行っていたが、今回は50hLの木桶タンクを使い熟成している。ワイン名は畑の区画の名前。bois Saint Jaumeの区画は昔キリスト教巡礼の通り道だった。
SO2無添加、ノンフィルター。
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