フランス>ロワール>プイエ
品種: ソーヴィニヨンブラン 白ワイン
樹齢: 41年平均
土壌: シレックス混じり粘土質
マセラシオン: 無し
醗酵: 自然酵母で6ヶ月
熟成: 12hLの木桶タンク、 400L古樽で10ヶ月
ローラン曰く、2018年のブランクは、2016年、2017年を超える最高の出来栄えだったとのこと。ブドウの完熟が早かったため、収穫も早かったが、ワインのアルコール度数は13.5%にまで達している。醸造面では、最初の発酵のスピードがゆっくりで、冬の間にいったん発酵が止まってしまうリスクがあった。だが、翌年の
2月終わりから再び発酵に勢いがつくと、そこから一気に酵母が糖を食い尽くし、最終的に何の問題もなく完全辛口に仕上げることができた。出来上がったワインはピュアで透明感があり、キレのある骨格とフィネスに底力を感じる。香りが鉱物的なところや口に含めば含むほど塩気のあるミネラルの旨味が上がってくるところは、ブラインドだとトゥーレーヌのソーヴィニヨンと言うよりもジュラのシャルドネを彷彿させる。SO2無添加で仕上げいることから、酸化防止のため発酵中のガスを抜かずに残している。そのため開けたては少し還元があり、カラフすることをおススメ。
黄リンゴ、レモン、クエッチ、シトラス、白いバラ、火打石、鉱石の香り。ワインは ほんのりクリスピーかつピュアでダシのように澄んだ旨味エキスにフィネスがあ
り、張りのある上品な酸と洗練されたミネラルとのバランスが絶妙。
収穫日は9月9日、10日。収量は35hL/ha。
Blank「空白」はこのヴィエーユ・ヴィーニュのワインが出来るまでに期間が開いたこととBlancとBlankを掛けている!(あと、ローランの好きなナンシー・シナトラの曲Bang
BangとBlankを掛けている!)SO2無添加、ノ ンフィルター。
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