フランス>ロワール>プイエ
品種: ソーヴィニヨンブラン60%、 シャルドネ40% 白ワイン
樹齢: 32年平均
土壌: シレックス混じり粘土質
マセラシオン: 無し
醗酵: 自然酵母で3ヶ月
熟成: ステンレスタンクで8ヶ月
2018年は、前年同様にブドウが早熟の年だった。また、ロワール全体ではミレジム的に決して簡単な年ではなかったが、ローランのところはブドウの栽培もワインの醸造もかつてないほど順調に行った超当たり年だった。醸造面の工夫としては、ソーヴィニヨンブランのフレッシュさを残すために100%ステンレスタンクで仕込み、さらに発酵中のガスを全て抜かず少しワインに残している。出来上がったワインは、ほんのりクリスピーかつ透明感のあるふくよかなエキスがとても上品でフレッシュ。余韻に長く残る滋味深いミネラルも心地よく、合わせる料理は、ローラン曰く、魚よりも白身の肉もしくはシェーヴルのような酸味のあるチーズとのこと。当初はSO2無添加で仕上げようとしたのだが、マロラクティック発酵中に軽くgout de souris(マメ)のニュアンスが出始めたので、スーティラージュ後に15r/L、SO2 を添加して鎮めた。
洋ナシ、パイナップル、パパイヤ、アカ ア、ミント、マドレーヌの香り。ワインはピュアかつほんのりクリスピーで、透明感のあるふくよかなエキスにボリュームがあり、線の細い酸と滋味深く微かに苦みのあるミネラルがきれいに溶け込む。
収穫日はシャルドネが8月28日、ソーヴィニヨンブランが9月6日。収量は40hL/ha。2018年はブドウの栽培もワイン醸造もかつてないほど順調だった超当たり年。ワイン名のLucky
You! 「ついているね!」は、ゼロからワイナリーをスタートし、色々な人に助けられて今にたどり着いた彼自身の思いが込められている。SO2はマロラクティック発酵後に15r/L添加。ノンフィルター。
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