フランス、アルザス、ファッフェンハイム
品種: ゲヴュルツトラミネール 白ワイン
樹齢: 52年
土壌: グレ・ローズ(ピンクの小石) 混じりの石灰質・粘土質
マセラシオン: なし
醗酵: 自然酵母で6ヶ月
熟成: 25hLのフードルで11ヶ月
ブドウの一部を「ボワミ」という尺取虫に芽を食べられたが最終的に質量共に恵まれた当たり年だった。当初は昨年リリースするはずだったが、還元が強かったためリリースを見送り、2年の瓶熟を経てやっと還
元が取れた。ガングランジェ曰く、2017年はアルコール度数14.5%ありながら酸に恵まれた当たり年とのこと。ワインはヴィヴィッドで力強くジンジャーのようなスパイシーさがある。一方で酸に恵まれたおかげか、アルコール度数が高いにもかかわらずグレープフルーツのような柑橘系の軽快さがある。彼の言う通り2017年のゲヴュルツは、当たり年に相応しい貫禄と、その対極にある爽やかさが融合した面白いワインに
仕上がっている。
グレープフルーツ、はっさく、ライチ、カモミーユ、フェンネル、ハチミツ、カテキンの香り。ワインはスパイシーかつヴィヴィッドで勢いがあり、柑橘系の心地よい苦みを含んだエキスをシャープな酸と洗練されたミネラルがタイトに締める。
収穫日は9月13日。収量は40hL/ha。残糖2.3g/Lの辛口!
2017年は質量共に恵まれた当たり年!前年はマセラシオンで仕込んだが、今回はまた通常のスティルワインとして仕込んでいる。
SO2無添加!ノンフィルター。
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