産地: フランス>ロワール>トゥーレーヌ >モントリシャール
品種: ピノノワール50%、ピノドニス50% 発泡ロゼワイン(中辛口)
樹齢: 32年〜72年
土壌: 粘土質・シレックス・石灰質
一次発酵: 自然酵母 ファイバータンクで1ヶ月半
二次発酵・熟成: 瓶内で24ヶ月
デゴルジュマン: 2019年11月
例年はシルヴァン・リーストのブドウだけでピノーズを仕込むのだが、2017年は春の遅霜の被害によりシルヴァンのブドウが大幅減収…。ピノドニスが特に不足していたため、足りない分を元カプリアードの季節労働者だったジャン・クリストフ・ジェゼケルのヴィエーユ・ヴィーニュのブドウで補填した。カプリアードにとってピノーズは、トップキュヴェであるペパン・ラ・ビュルのロゼバージョンという位置づけがあり、前年同様に最低2年の瓶熟、そして、デゴルジュマン後最低6ヶ月ワインを寝かせてからリリースするようにしている。泡は他の3つのキュヴェと比べると穏やかで、味わいもとても繊細。味わいにフィネスを感じる。パスカル曰く、フランスでは特に女性に人気なのがこのピノーズだそうだ。開けたては少し還元があるがすぐに飛ぶのでご安心を。
金柑、スターフルーツ、バラのオイル、スズラン、桜餅の華やかですっきりとした香り。泡立ちは比較的やさしく、やわらかな酸と、鉱物的な心地よい苦みと
共にワインに溶け込んでいる。香りは淡いが、その分フィネスと気品が感じら れ、しなやかに体に染み込んでくる。
収穫日はピノノワールが9月3日、ピノドニスが9月8日。収量は春の遅霜の被 害に遭い15hL/haと70%減。残糖は18g/L。ブドウはシルヴァン・リーストとジャン・クリストフ・ジェゼケルから。
ワイン名の「Pynoz」は中世のピノノワー ルの綴りから取った。
SO2無添加。ノンフィルター。
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