フランス、ボジョレー
品種: ガメイ
樹齢: 28年〜90年
土壌: 砂混じりのシスト
マセラシオン: マセラシオンカルボニック 低温にしてセメントタンクで21日間
醗酵: 自然酵母で1ヶ月
熟成: 古樽で11ヶ月
1500ml マグナムボトル
2017年は、コルスレット、エポニム、フルーリーが雹に当たる中、唯一雹の被害を逃れ収量の取れたピィの当たり年。収穫前に降った雨のおかげでブドウは果汁を多く含んでいた。ジャンのワインの位置づけとして、ピィはコルスレットよりも男性的だが、ジャン曰く、今回のワインは相対的にピィの方が女性的に仕上がっているとのこと。確かにジャンの言う通り、比べるとコルスレットの方がボリューム豊かだが、ピィの特徴であるストラクチャは健在で端正な味わいに仕上がっている。また、余韻に長く残る塩味を伴ったミネラル質も心地よく、今飲んでも
美味しさは十分に感じられる。バランスが素晴らしいので今後の熟成もお楽しみに。
ミュール、ブルーベリージャム、グァバ、スミレ、クレソン、甘草、カカオ、醤油、黒鉛の香り。ワインはスマートで上品なストラクチャーがあり、コクのあるしなやかな果実味に塩気のある洗練されたミネラルと繊細なタンニンが
きれいに溶け込む。
37hL/ha。例年だとピィが男性的、コルスレットが女性的なワインに仕上がるが、2017年は雹の被害がなく収量が取れたことで、コルスレットよりも女性的なワインが出来た。SO2は澱引きの際に20mg/L添加。ノンフィルター。
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