フランス、ロワール、シュヴェルニー
品種: ソーヴィニヨンブラン 白ワイン
樹齢: 7年〜52年
土壌: 石灰質・粘土質
マセラシオン: アンフォラ8 hL プレス後のブドウ滓30%を10ヶ月浸漬
醗酵: 自然酵母で3ヶ月
熟成: アンフォラ8hLで10ヶ月
アルコール: 14.77%
2018年はブドウが早熟の年。今回敢えていつもよりもブドウを完熟させてから収穫したため、ブドウの潜在アルコール度数は15%近くまで上がった。グヴェヴリでの醸造を5年行った経験から、やはりクヴェヴリはブドウに酸を残すよりも、ジョージアのように土器の熟成にある程度耐え得るようなポテンシャルがブドウにあった方が良いと悟ったティエリ。2018年は太陽に恵まれた年でもあり、ブドウの完熟にこだわった。醸造は前年同様にプレスしたジュースに
30%ブドウ滓を入れフュージョンのように仕込んでいる。出来上がったワインはハービーで、薬草を漬け込んだリキュールのようなボリュームと心地よい苦みがあり、まるでマセラシオン100%で仕込んだような適度な色合いとはっきりとしたストラクチャーがある。ティエリ曰く、まだワイン自体が若いので理想はあと数年寝かせてから飲んでほしいとのこと。今飲むのであればハーブの効いた豚肉料理、もしくは中華調理などとも相性が良さそうだ。
洋ナシ、びわ、グミ、梨のコンポート、ボタン、タイム、コアントロー、ユーカリ の香り。ワインはピュアかつフルーティーで透明感のあるエキスにボリュームがあり、鉱物的な滋味深いミネラルと重心の低い酸、ハーブのような苦みが骨格を形成する。
収穫日は9月6日。収量はミルデューの猛威により15hL/haだった!
残糖1g/L以下の辛口!
ワイン名のQvevri はジョージア語でアンフォラ(Kvevri)の意味!ジョージアのアンフォラでプレス後のブドウ滓30%を10ヶ月スキンコンタクト。
買いブドウはマレイユ・シュル・シェールのブドウ生産者ヴァレ リー・フォールから。
SO2無添加。ノンフィルター。
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