パーチナ
Pacina
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キャンティの南東部にある地区、カステルヌォーヴォ・ベラルデンガで、ステーファノ ボルサとジョヴァンナ ティエッツィ夫妻によって営まれるワイナリー。西暦900年代に修道院として建てられた建物とその当時に開墾されたブドウ畑や畑、森など40ヘクタールの敷地に、17世紀にティエッツィ家が住みつき、現在に至る。ブドウ畑は、キャンティ
クラッシコD.O.C.制定の際に申請しなかったため、今なおコッリ セネージの格付け。畑では17世紀に彼らの祖先が行っていたであろう、循環型の有機農業を実践、ボルドー液以外の薬剤は一切使用せず、ヘクタールあたり50ヘクリットルに収量を抑えている。ワイナリーでも野生酵母を使って、セメントのタンクで温度管理することなくマセレーションを行ない、醗酵の後に500-2500リットルの様々な大きさの樽へと移されボトリングまでの期間(約12ヶ月)を一回も樽の移し替えも行なわず、ノンフィルターでボトリング。2酸化硫黄の添加はボトリング前に極少量を使用するのみ。ヴィンサントの2004年は500mlでボトリング゙。 |
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商品名 |
イル・セコンド・トスカーナ・ロッソ 2014 / パーチナ
Il Secondo Toscana Rosso 2014 / Pacina |
商品説明 |
産地: イタリア、トスカーナ Italia Toscana IGT
品種: サンジョヴェーゼ97%、カナイオーロ、チリエジォーロ3% 赤ワイン
アルコール度: 12.5%
セカンドラインらしからぬ強靭な酒質を持つイル セコンドですが、今回入荷の2014は2014年というヴィンテージということもあり、例年よりもアルコール度数も2%ほど低いワインとなっています。普段でしたら、売り切れ間近に本来の力を発揮することが多い気がしますが、今回の2014はもうすでに親しみやすいワインとなっています。
■お知らせ2017/4/6
何人かのお客様からパーチナのイルセコンドのボトルに『白いフワフワしたもの』が浮かんでいるとのお問い合わせをいただきました。社内でも試飲、検討したところはっきり分からなかったので造り手であるパーチナのステーファノに問い合わせ、返答を太田に翻訳してもらいましたので、全文を載せさせていただきます。
「まさかパーチナのワインで起こるとは思わなかったのでとても驚いているよ。
写真を見る限り、クェルセチンの仕業ではないかと。クェルセチンはブドウにも含まれているタンニンの一種で、近年多くのキャンティの造り手に問題を引き起こしているんだ。
このフラボノイドが過剰にブドウ中に含まれている際、ボトルに沈殿(?沈まないのでなんと言ったものか…)したりすることがある。ボトリングから数年たってから起こることも…。
(ブドウ中の)クェルセチンの過剰な含有は気候環境の変化によるものと考えられていて、(クェルセチンの)沈殿が起こるのは、(澱引き等のための)移し替えなどをあまり行わなかった、言い換えるならあまり酸素との接触を持たなかったワインに起こるものと考えられている。
例えばうちのイル セコンドの場合、木樽での熟成期間が全くないワインなわけで、確かに該当するとも言えて…。
昨今この問題に関しては良く話されていて、(キッチリしたワインを造ることが世間的にも求められている)多くのキャンティの造り手にとっては非常に深刻な問題となっている。
この沈殿物がワインの味そのものを変質させることはないのだけど、とても軽くて沈殿することなく液体中を
浮遊してしまうんだ。可笑しいことに、この物質には強い抗酸化作用があって、多くの薬効があることも確認されているから、(クェルセチンを多く含む)植物から抽出されて薬製造にも用いられているくらいなんだよ…
でも残念ながら、ワインの中に多く含まれている際には見た目が悪くなるという…(笑)。
ヒサトが言うところの“酵母由来の”還元に関しては、僕的にはこのワインのこの瞬間の特徴なんだと思う。
とても(ブドウの質的にも)軽い年で、ボトルに残存する甘い澱(微生物含む)がまあまあな勢いで酸化していってるのかと。(※ワインが酸化していっているという意味ではありません!!)
送ってくれた写真を見る限り、1回目にボトリングしたロットっぽいね。
今ここには2回目にボトリングしたロットしかないのだけど、全く沈殿は起きていないようだよ。」
ということでした!ブドウ由来のタンニンの一種が原因で起こるんですね、僕も知りませんでした。
春になって外気温が上ってくると、急にワインが開いてきたり、微生物の活動が活発になってワインが吹いたりしますが、イルセコンドも今現在ワインの中で微生物たちが絶賛お祭り騒ぎ中なのかもしれません。抜栓する際にはどうかご理解ください。
ヴィナイオータさんより
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商品名 |
パーチナ・トスカーナ・ロッソ 2011 / パーチナ
Pacina Toscana Rosso 2011 / Pacina |
商品説明 |
産地:イタリア、トスカーナ Italia Toscana IGT
品種:サンジョヴェーゼ97%、カナイオーロ、チリエジォーロ3% 赤ワイン
アルコール度: 15%
パーチナは2011。なんといいますか、このワインを美味しくないという人はまずいないと断言できるほどに普遍的かつ調和の取れた味わいのあるワインです。アルコールも軽く15%超えておりますが、サクサクです!!蔵出し価格が大幅に上がったので、1割ほど値上げをすることになってしまいましたが、いまだにハイコストパフォーマンスと言えるのではないでしょうか。
ヴィナイオータさんより
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商品名 |
ラ・チェレッティーナ・トスカーナ・ビアンコ 2013 / パーチナ
La Cerretina Toscana Bianco 2013 / Pacina |
商品説明 |
産地:イタリア、トスカーナ Italia Toscana
品種:トレッビアーノ主体、マルヴァジーア 白ワイン
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